◆2001.8.26

★秋を前に
 
 
確かに残暑は、このあと九月に入ったとしても、厳しいものが続くことでしょう。でも、私の中では夏は終わってしまいました。いつものとおりかもしれませんが、夏をつかむことなく終焉を迎えています。
 昨日、今日と映画をたてつづけに見ました。昨日が「千と千尋の神隠し」、今日が「釣バカ日誌12」です。ふたつの映画を無理やりくっつけて考える必要もないのでしょうけど、「きれいな心」とか「純粋」というものが私の中に焼き付けられました。千尋が迷い込んだ世界は、私が子どもの頃見た夢の記憶のどこかにあったものと似ている・・・きっと子どもは恐怖と好奇心を抑えきれずに戸惑いながらも未知の世界に足を踏み入れていく。そんな記憶と思いを結晶させたような映画だった。釣バカを劇場で見るのは、初めてであったが、笑えて泣けた。青島幸男演じる「晴釣雨読」を実行しようとして、すぐに死んでしまった元常務の哀れを中心とする今回の巻は、自分の気持ちに純粋であろうとすることの難しさやら哀れさを感じ、役者たちの絶妙な掛け合いにすっかりはまってしまったものです。
 ※写真は、昨日、泉の森で撮ったものです。


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