◆2004.11.8

★基地の街から

 私が住む大和市とお隣の綾瀬市にまたがって、米軍の厚木基地があります。現在は、日本の自衛隊も使用しています。こんな軍用機を撮る趣味は毛頭ありませんが、今日のダイアリーのために少し撮りました。私たちの街は、この厚木基地のために騒音と墜落の恐怖にずっと悩まされ続けています。私が子どもの頃には、ジェット機が何機も墜落しました。
 そんな在日米軍の再編が協議されているようですが、やはり、お隣の座間市にあるキャンプ座間には、ワシントン州にある陸軍第1軍団司令部を持ってくるなど極東での役割は高まる一方です。厚木基地の機能が岩国に移転するうわさもありますが、真相はわかりません。横須賀港を実質的な母港とする空母キティーホークの艦載機が飛来するのは、厚木基地であることに変わりはありません。こんなものが厚木であろうと沖縄であろうとどこであろうと本来あってはならない存在です。
 ブッシュ大統領が再選されて、今後の4年間はこの傾向が強化、増強されることはあっても後退することはありえません。アメリカ国民は、未来4年間を託す人物として最悪の選択をしてしまいました。2001年の9・11以降、どんどん泥沼に入ってしまっています。日本には、ノーと言える意思はとうに剥奪されてしまっているので、自衛隊の「イラク派兵」など日本自らが進んでさらに深みにはまる道を選んでいくのでしょうね。先日の香田さん始め、イラクで死ななくていい人々の命がたくさん奪われています。どこの国の人間が、ということではなく、誰がはじめてしまったかではなく、まず、自分が終わろうとしなければ、誰も終えようとしない、と思うのです。
 こんな不毛な殺し合いを続けているのは、ヒト科ヒト属ヒト種のヒト(ホモ・サピエンス)のみです。ホモ・サピエンスとは「知恵のあるヒト」という意味だそうですが、とても知恵があるとは思えません。私は無宗教ですが、「神はヒトを試すために、いくつかの人種をつくり、言葉も分けてしまった。」という意味の話を知っています。結局、この永遠の試練にヒトは、振り回されるのでしょうか?(EOS D60)


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