◆2006.1.29

★南町田にて
 
 久々に妻と買いものに出かけました。妻の買い物の少しの間に私はいつも寄る鶴間公園へ5Dの試し撮りがてら散歩に行きました。
 広角や魚眼がそれらしく使えるのは気持ちがいいものです。15mm魚眼はどうも撮っているのは楽しくても、あとでこうして見るとつまらないものが多いです(^_^;)。いずれ、効果的な場面で使ってみましょう。2枚目の建物と空が写っているものは、24-70mmの24mm部分で撮影していますが、PLフィルターがひっかかって四隅が暗く蹴られていますね。ちなみに、全部ノートリミングの画像です。公園内のスナップは、28-200mmで撮りました。
 30分ばかりでしたが、少し気が晴れた一時でした(^-^)。フルサイズ画面のカメラを久々に使用したので、気分は良かったものの何か急な広がりと望遠の方の不足を感じたものです。APSサイズのデジカメに長年親しんできたので(と言っても4年余りですが)すっかりそのサイズに感覚や体の反応が慣れてしまっており、今後また昔の銀塩カメラの感覚を取り戻すべく精進していきたいと思います(^.^)。(EOS 5D)

※今回の画像は、EXIFデータを残してありますので、シャッター速度、絞りなどの詳細な情報が確認できます。EXIF READERというフリーのソフトがありますので、ダウンロードして簡単に利用できますので、よろしかったら使ってみてください。
 http://www.rysys.co.jp/exifreader/jp/

 
【以下、余談です。お時間がありましたらどうぞ(^o^)】

 そう言えば、ニコンが一部を除いてフィルムカメラから撤退し、デジカメに専念していくのですね。私が自分のカメラを手にしたのは、ニコンのニコマートFTNと50mmレンズでした。高校生のときの夏休みに工場でアルバイトをして購入しました。それと24mmを手に入れ、大学時代までずっと使用し、就職してからようやくF2フォトミックや他のレンズを買いました。
 カメラと言えばニコンという時代でしたからね。お金を貯めて、ようやく手に入れたカメラに愛着は湧きます。カメラそのものへの愛しさを感じたものでした。大学時代には、ニコンFの中古も手に入れましたが、これは飾っておくだけでしたね。
 今は、フィルムカメラをやる環境がないので、つまり、私はモノクロを暗室で処理することをしてきたので、これができなければ、フィルム(銀塩)である必要がなくなったのです。
 モノクロのフィルム(Tri-Xをよく使用しました)の粒子がわかるような高い温度の現像液で増感現像をしたあのフィルムの材質感は、残念ながらデジタルではもう表現できないでしょう。撮影の際に現像時のことを踏まえ感度を調整し、独特の表現を生むことができたのでした。唯一それだけが、フィルムの強みだと思っています。私はプロではないので、カラーのリバーサルで撮ることはあまりありませんでした。
 ただ、インターネットを始めて、現在の写真も撮ってアップするようになるとキヤノンのEOS1Nでリバーサルを使用するようになりました。リバーサルの方がネガより対象を選びやすいから便利だという理由で。フィルムスキャナーで取り込んで、画像処理を行うともうアナログではありませんから、この時点で私は、将来のデジカメを期待していました。実際に大きくプリントアウトして使用することがまずないパソコンやネットの世界のみでは、私にはフィルムはもう不用と考えています。
 デジカメもまだ進化していくでしょう。モノをだいじにする世界ではなくなり、日々色々なモノが消えていくこの世の現象では、「デジタル」という象徴的な言葉によって、「アナログ」とされるものが追いやられていく。私もそれに加担しているクチですが、「デジタル」は「デジタル」を追いやるのみで、結局のところ変わりばえのしない「アナログ」の堅固な価値が再評価される時代もまた来るのでしょうね。余談が長くなりました(^_^;)。
 

1 公園の木を背にしてみあげたところ 15mm

2 24-70mm+PL

3 15mm

4 28-200mm

5 28-200mm

6 28-200mm

7 15mm


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