◆2013.4.8

★花まつり
 
 桜が遠い日の出来事になってしまいました。さて、今日はお釈迦様の誕生日、花まつりの日です。昨日までの荒れ狂う天気に打って変わっての上天気。写真を撮りに行かない理由がありません(^^)。たまたま、花まつりということもあり、お寺に行くことにしました。お寺といえば、鎌倉しかありません。車が止められて、花が似合う小さなお寺といえば、海蔵寺が一番です。澄み切った青空の中、午前10時ごろということもあり、人もまばらで境内は静かでした。この寺で有名な海棠が咲いていれば最高なのでしたが、すっかり散ってしまっていて、少し淋しかったですね。楊貴妃にたとえた「海棠の眠り未だ足らず」を愛でたかったです。それでも、花御堂に飾る花は庭に咲くさまざまな花をあしらって、清楚できれいでした。子どものころは、甘茶が飲みたくて花まつりの日には地元のお寺へ行ったもので、意味もわからず、茶碗に注いで飲んでいた記憶がかすかに残っています。
 今年の花が咲き急ぐさまは、現在のにわか景気もどきで、何か生理的な違和感を覚えます。荒れ狂う爆弾低気圧がまたも来ることに加え、北朝鮮の瀬戸際外交から崖っ淵外交への突入など、大きな波乱を内包したまま、日本ではアベノミクスが破滅への頂点に向かって突き進んでいくのでしょうか。そこそこの幸せが今も将来にもあればいい、と願うばかりです。(EOS 7D)

アセビ(馬酔木)の花が海蔵寺の山門前で咲いていた

脇の門の手前では今から赤いカエデが青空に映えていた

シャガもまだ元気に咲いている

海蔵寺本堂の前のカイドウはわずかに花を残し散ってしまったのが残念

本堂前に飾られた花御堂
庭掃除奉仕のおばさんが手を休めて見入っていた

ヤマブキ、シャガ、ツバキ、ツツジなど美しく飾られていた
お釈迦様は、2476年目の誕生日を迎えたことになる?

梵鐘の向こうにも赤いカエデが見える

仏殿が楚々として美しい屋根のカーブを描いている
 
本堂裏の庭園は、鎌倉ではよく見かけられる
 
花御堂にもあった八重のツバキ
 
山門を振り返って今日はこれで引き返す

花まつり 空澄みわたり 仏見て


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