◆2013.5.5

★立夏の候
 
 暦はすでに夏だが、今年は気候がよくわからない。3月にはあれほど暖かく桜も早咲きであったのに、4月は寒さが舞い戻ってしまった。そして、ゴールデンウィークも終盤の今日、こどもの日は行楽日和であった。わざわざ混む日に混むところに行くことはしない、プータローの鉄則だ。地元の公園に早目に行く。こんな公園でも昼近くになればお弁当を持った家族連れで溢れかえる。ありふれた風景の中にちょっとした面白いカタチや美しいカタチを見つける。他の人が通り過ぎてしまうところで立ち止まる。他の人が見向きもしないものに目を向ける。こういうときは、マクロレンズに限る。ごくごく狭くて小さな世界に、美しく面白いものが宝石のように潜んでいてくれる。まだまだ、私の目は節穴だ。もっと探そう。きっと、もっと驚く被写体が待っていてくれるはずだ。(EOS 7D)
 
 右寄りに急カーブを投げた安倍総理だが、長嶋、松井への国民栄誉賞授与は、総理本人の思惑以上に国民がそのカーブをジャストミートして大ホームランに昇華してしまったということだろうか。安倍総理の人気取りという域を超えてしまった二人のスーパースターの美しき師弟愛に日本中が久々に心が浄化された思いである。株価が上がろうが、景気回復しようが、そんなことより人がそれぞれ感情をもって生きているという実感を得たいのが本当のところかもしれない。

新緑も濃さを増してきた
 
アカバナユウゲショウが気を引いている
 
ハルジオンにベニシジミが停まっていた
 
シロツメクサは楚々としている
 
ちょっと遅れ気味のシャガ
 
何とも言えない婀娜っぽさがいい

ワカバグモか、翡翠(ひすい)のようだ

虫に食われたアジサイの葉
面白いかどうかは人それぞれだ

ハナショウブか、一株咲いていた

アブの一種、今日は虫が少ない

今日のお気に入り
わずかに残った綿毛をタンポポの花を背景に撮った

ツツジも今が盛り
 
そして、緑を濃くして季節は廻っていく

花みどり 今を盛りに 煌めきて


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