2017年04月23日

暮春、夏少し前

 いつもの公園にはもう残っている桜はなく、あれだけ舞い散った花びらはどこかへ消えてなくなってしまった。次から次へと花が生まれてくるこの季節は生命力に溢れている。花たちはその生命を永遠のものとするためにさまざまな営みを続け、形や色を変え、私たち人間にも力を与えてくれるようだ。近寄って彼等を観察してみると、合理性と不可解さのある魅力ある世界が広がって見えてくる。暮れゆく春が夏に吸い込まれていくのが今の瞬間だろう。(EOS 5D3)

ヤエヤマブキの首筋を見たかった

ツツジが誘い込むようにシベを伸ばしている

別のツツジの模様は昆虫が寄ってきそうだ

アヤメが小さな池のほとりで咲き出した

タンポポの綿毛もそろそろ舞っていき、次に命を伝える

珍しくニホンタンポポが数輪咲いていた
これも命をつなげてほしい

開花前のポピーはまるで音符のようだ

咲き始めた
生命の誕生を感じる

ポピーというのはかなりエロティックだ

春仕舞い 花咲きすすみ 夏を待つ