2018年01月13日

二冊の広辞苑

 昨日、1月12日に岩波書店から10年ぶりとなる第七版の広辞苑が出版された。翌日となった今日、車が止められる書店まで買いに行った。広辞苑を自分で買うのは初めてである。しかも、国語辞典や漢和辞典も含めて、初めてのことだ。しかし、実際には辞書は所持していた。亡くなった父が昭和38年に購入した広辞苑の第一版第八刷(昭和35年発行(昭和30年第一刷発行))ものだ。すでに50年以上が経過している。
 小学生のころから父に「わからない言葉があったら、人に聞くな、辞書を引け」と何度も言われて育った。父の逃げ道だったかもしれないが、だから辞書を引くのが億劫ではなくなり、初めて知る言葉との出会いが楽しかった。中学生ぐらいになると、性に関する項目を次々と調べるのが密かな楽しみだった。そんな思い出は誰しも多少はあるだろう。
 小学校の卒業時に配られた角川の小型の国語辞典と兄が高校生の時に使っていた角川漢和中辞典はずっと私の手元にあり、現在も使用している。今回の第七版の広辞苑を引く回数はそう多くはないだろうが、適当にめくって巡り合った言葉の意味を改めて知るのも楽しいかもしれない。
 同じ言葉でも使う意味合いが変遷してきたものもあり、今回は修正が施されていたりする。昭和30年代までの言葉が閉じ込められた第一版と最近10年間の新たな言葉や意味を載せた第七版とを見比べてみるのもちょっとした楽しみだ。一生に一度の買い物をしたのだった。(PowerShot G7X2)

はっきり言うと私が生まれた年に発刊された第一版の広辞苑と、
昨日発刊された第七版の広辞苑
付録には漢字小辞典や文法などが記載されている

「ちゃらい」も新たに加わった言葉だ

日本人の著名人は亡くなると記載される

広辞苑 めくってみれば 未知ばかり