◆2018.4.5

★次の旬
 
 あっという間に季節は巡っていく。街を歩いていても、それまで見かけていた個人宅の桜の花が見えなくなった。散ってしまったうえに、歩道を埋めていた花びらも消えてしまった。移ろいやすい時の流れの速さに体も心も追いついていけないほどだ。そうこうしているうちに、桜に次ぐ春の旬が義姉から届いた。タケノコだ。職場に竹林があってタケノコをみんなで掘り出し、栄養士で調理担当の義姉がすぐさま茹でておく。その一部をお裾分けしてもらうのが、恒例となっている。季節は春の第3段階くらいに達しているのだろう。一般庶民はタケノコひとつで幸福感を得ることができるのだ。加山雄三が記者会見で火災に遭った自分の船のことで涙ぐんでいた。海が好きで自分で設計し、稼ぎの多くをその船に注ぎ込んできた愛着ある船であることは理解できる。しかし、それほどのことなのか、と思ってしまう。やはり、金持ちと庶民が涙する場面は違うのだな、と改めて思った。晩には、妻がタケノコの炊き込みご飯、煮物、お吸い物とタケノコづくしにして、おいしく旬をいただいた。この旬の味を味わうことの嬉しさに涙が出そうになる庶民なのであった。(PowerShot G7X2) 

この3倍以上あったが、一部を同じマンションの知り合いに「またお裾分け」した

竹の子の 歯ごたえしかと 去年の味

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