2018年10月29日

有明の月

 このところ秋らしいスキっとした空が見られる。まだ寒くはない。朝、西の空を見上げるとぽっかりと白い月が浮いていた。有明の月が美しく輝いていたのだ。何となく得した気分になる。月は夜しか見られないのが普通だが、ときどきこうして明るい青空の中で見られる。これは絶対に見ておきたいものだ。
 午後、陽も傾きつつある中、いつもの公園に行ってみた。何か鳥でも見つかればいいな、と。紅葉もまだ中途半端で、鳥も見かけない。収穫なしか、とそろそろ帰るころにカワセミに出くわした。一度だけダイビングしたが、ほとんど止まり木から動こうとしない。影が覆い始めたところで、諦めて帰路に就いた。紅葉が期待できないこの秋は、別のものを探して撮り歩くことを算段しないといけない。まもなく、霜月11月になる。(EOS 5D3)

朝ぼらけ 有明の月と みるまでに・・・
青い空にも月は似合う

ふれあいの森のカツラも色づき始めた

名残の秋桜が輝いていた<

西陽に目を細め、佇むひとり翡翠

カルガモはいつもながらのんびりマイペース

カルガモが飛び立った後の波紋
波紋が美しく感じられる季節になってきた

そして、陽は傾き、カワセミはまだそこにいる

有明の 月ひとつさえ ありがたき