2019年05月17日

満月前の月

 令和になって初めてのでじかめダイアリーの更新である。先週退院した義兄へのサポートは毎日、妹である妻と私で続いている。白内障で免許失効中の義兄は車の運転はできず、また、体力不足のため近所のコンビニへの買い物もできないため、当分の間、昼前に弁当など食事を届け、生活もチェックしている。現在、訪問看護が入り、糖尿病のインスリン注射の補助やシャワーの見守りなどしてもらっている。来週からは、週2回ヘルパーも来てくれる。弁当の配食サービスも開始され、我々の負担も少しは軽減していくはずだ。認知症ではなさそうだが、日常の家事等が全くできない、ほっておくとゴミ屋敷になる義兄は、自営の仕事をやる気がまだある。そのため、高齢者住宅への入居などはまだこれからの話になりそうだ。何とか歯を喰いしばって、現状を乗り切りたい。
 暮れる時間が遅くなりつつあるのを毎日感じながら、ベランダの外を見れば、満月に2日前の月が浮かんでいた。季節は立夏からまもなく小満となり、梅雨を迎え、本格的に夏が始まるのだろう。令和は、英語で「美しい調和 beautiful harmony」と訳されているようだが、現代社会は貧富の格差が広がり、若者と高齢者の間には葛藤が大きくなっており、とても「調和」など望めそうにもない。これからの困難な時代にどうこの世の中は立ち向かっていくのか、それぞれが模索していくしかないのかもしれない。(EOS 5D3)

ほぼ満月だが、満月ではない

うるわしの なごみあらたに ときむかえ