2019年06月30日

梅雨時の虹

 今日の雨は、降ったり止んだり、傘を差すほどでもなさそうだが、ときどき雨足が強まり、折り畳み傘を出したり引っ込めたりだった。気まぐれな梅雨時の雨に翻弄されながら、近所のスーパーまで買い物に行ったりする。いつものように、夕食後食器を洗っていると、洗濯している妻が「虹が出ているわよ」と声を掛けてきた。ちょうど、東よりの空はベランダなので、そこから虹がうまい具合に見えた。慌てて、カメラを持ち出して、ベランダに向かい、シャッターを切る。付けてあったズームの広角側24mmでは入りきらない。急ぎ、17−40mmのレンズに交換し、虹の様子を見ることにした。ほんの斜めに少しだった虹はみるみる半円をなし、よく見れば二重の虹になっている。これだけ美しい虹を見るのも捉えるのも初めてだ。最近、自宅での待機が多い私には、それが幸いしたひとときではあった。希望の虹であることを祈りたいものだ。(EOS 5D3)

 極めて茶番劇だが、G20のあとに、今日の午後、アメリカのトランプ大統領はアドリブ的に北朝鮮の金正恩と板門店で再会し、北側の地をアメリカ大統領として、初めて足跡を付けた。韓国を経なければならない再会は、経済音痴で支持率ガタ落ちの韓国の文在寅大統領をダシにして、トランプは大統領再選対策のひとつとして、大坂でのG20のタイミングを狙っていたのだろう。北朝鮮が核を放棄することは、誰が考えてもありえない話であり、今回のサプライズ会談は互いに国内向けのパフォーマンスだったに違いない。G20の主役のはずだった安倍首相も急速に影が薄くなり、G20では何が決まったのか誰の頭からも記憶になくなった。こうした世界の力関係の中で、政治家のくだらないパフォーマンスや自己保身のために多くの国民の血と汗が費やされていく。

一番きれいになったころの様子だ
外側もかなりきれいに見えた

最初はまだこの付近しか見えなかった

時間が経過し、次第に虹は消えかけていく

かたときの 虹を頼みて 明日こそと