2019年12月20日

横浜ハンマーヘッド

 横浜に新たな観光スポットが10月末、誕生した。赤レンガ倉庫や海上保安本部に隣接する客船ターミナルとレストラン街などの商業複合施設「横浜ハンマーヘッド」だ。ここの象徴であるハンマーヘッドは、約100年前の1914年に日本初の湾港荷役専用クレーンとして建造され、形が金づちに似ていることから、そう愛称がついているそうだ。
 晴天の日の少ないこの冬には、行ける時間がマッチすればなるべく出かけたいものだ。たまには横浜も西洋館ばかりでなく、みなとみらい地区にも戻ってみたかった。ただし、前回、西洋館のクリスマス装飾で訪ねそこなった、イギリス館と山手111番館へ先に回ることにした。電車とバスを乗り継いで、徒歩の時間を減らしたのだが、歩き疲れて早々に引き返してきたのだった。
 横浜は、今、林文子市長が統合型リゾートIRを誘致すべく、市民を説得しようとしているが、反対が根強く頓挫するかもしれない。カジノのない健全で魅力ある外国人観光客も訪れる港街づくりをすべきであって、税収に直結するバクチ施設は、今の横浜らしくない。そのうえ、カジノ施設は海外資本であり、胴元である海外事業者と日本の反社会勢力の餌食になって、結局は大した実入りはないはずだ。損するのは、日本国民と横浜市なのだ。パチンコ業界が衰退する中で、カジノはいずれ無制限に日本人も出入りできるようになり、疲弊した街になってしまう。横浜は、シンガポールにはなり得ないのだ。今回のハンマーヘッドは、すごく魅力ある施設、とまでは言い難いが、過去の資産を何とか生かしながら、港ヨコハマをより発展させ、多くの人が来たい場所にもっとなってほしいものだ。(SONY a7R3)

横浜ハンマーヘッド
確かにこのクレーンは、金づちに似ている

先ず、山手西洋館のひとつであるイギリス館を訪れた
上品でセンスのある装飾がいつもいい

クリスマス色である赤と緑を基調に
派手になり過ぎない色彩の取り合わせがいい

おとなしい雰囲気だが豪華でもある

グラスを見ると撮りたくなる

輝くクリスタルがいい

このベッドルームは、さすがに赤が出張っている
でもそんなに、いやみはない

うまくまとまっている

1階の壁には、生徒さんたちのリースが飾ってある

大佛次郎記念館方面を臨む
ヒマラヤスギの紅葉がほぼ散ってしまったようだ

噴水広場の噴水(部分)

山手111番館のダイニング
カナダのクリスマスをイメージした

カラフルなサンタの贈り物用くつした

展示室にもクリスマス飾りがあった

枯れ木のクリスマスツリーか

ツリーの雪だるま飾りが可愛い

山手111番館前にはまだバラが咲いていた

坂を下り、元町・中華街駅に向かう

久しぶりに運河パーク方面に来た

ワールドポーターズの駐車場から赤レンガ倉庫、ベイブリッジ方面を見る

サークルウォークを撮るのも久しぶりだ

さて、ここがようやく新港ふ頭客船ターミナルの施設だ
インターコンチがこういう角度で見える

今日は客船が来ていないので閑散としている感じだ

外国人向けのラーメン店なのだろう
ここで食事はしなかった

2階の周囲がデッキになっていて、見晴らしがきく
この方面からみなとみらいエリアを見るのも初めてだ

ハンマーヘッドが見えてきた

ちょっといい雲が出ていたので大きくしてみた
105年建っているのだから立派なものだ

ここが賑わいのひとつになれるか、がんばってほしいものだ

こんな古い遺構の一部があったが、説明がないので何かは不明
すぐ向こうは、第三管区海上保安本部横浜海上防災基地だ

その前を横浜市港湾局の巡視船が横切った

大さん橋までバスで回った
飛鳥IIが停泊していた

午後の陽ざしが眩しかった
今日はここまでとしよう

過去と今 変わり変わらず ヨコハマは