2020年02月21日

ご近所散歩

 撮影らしい撮影は全くしていない。新型コロナウイルスが蔓延している所為だ。持病の薬で免疫抑制剤も服用していて、また、高齢者の部類に属することにもなった私なんぞは、不要不急の用しかないため、電車・バスは極力利用しないことにしている。撮影に出かけないと体がなまるため、在庫のマスクを着用して、近所への散歩をするようにしている。
 ミラーレス一眼を持って行くほどではないため、コンデジをときどき持ち出す。少しの時間でもカメラに触れているだけで気が紛れるものだ。今年の春は早く進んでおり、本来ならあちこちへ春の便りを撮りに行きたいところだが、じっと我慢している。(PowerShot G7X2)

 今回の日本政府の新型コロナウイルスへの対策には失望するものが多々ある。しかし、ダイヤモンド・プリンセスに関する処置は問題はもちろんいろいろあるが、現場では懸命によくやっていると評価したい。本来なら船主のイギリスや運営会社のアメリカが対応すべきところ、発着港が横浜で日本人客が多いことから日本政府が対応することになった。そのうえ、当初、乗船客の属するどこの国も自分の国ですぐに引き取りたいなどと言っていなかった。
 そして、新型コロナウイルスの感染力の強さや無症状感染者による感染が着岸してから、次第に明らかになり、日本側の対応は困難と混乱を極めた。「たられば」で後から他者が批判するのは簡単だが、戦場と化した3700人もいる船内で最善の対応をするのはどこの国でも困難であろう。カンボジアに寄港したウエステルダム号のように「後は野となれ山となれ」方式で解き放つことをすれば、気は楽だが無責任すぎる。いずれにしても、多数の感染者と死者まで出してしまったことは事実であり、今後の船内感染対策や国際協力、責任の所在など明確なルール化が必要になってくる。まだまだIT、AI化の進んだ世界になっても、修羅場の現場で働く人々は、極めてアナログにしか動けないものと認識すべきだろう。

菜の花が少し咲いていた

農家の畑だったところに梅の大木が満開の花を咲かせていた

今年の冬はさほど寒くなく、待ちに待った春の訪れでもないのが、梅の花もちと淋しいか

枯れかかったロウバイが咲いていた

高圧電線の鉄塔が青空に突っ立っている

近所のスーパーのマスクコーナーはずっと空のままだ

春来たり マスク探して 回り道