◆2020.5.23

★まだご近所散歩
 
 また、というか、まだご近所散歩である。團伊玖磨の「パイプのけむり」みたくなってきた。このところ、土日に晴れることが多く、木・土・日・祝日のみ開門されているいつもの宇都宮記念公園に行ってきた。1週間もすると少しずつ咲いている植物や飛び交う昆虫たちも入れ替わっている。コロナ禍のもとであっても、自然は確実に営みを続けている。公園のとある一画の高いところで、白いひらひらと舞う蝶らしき昆虫の群れを見つけた。しかし、モンシロチョウに似てはいるが、高いところに群れて飛ぶことはないはずだ。たまたま、公園内で管理、整備をしているおじさんに会ったので、ソーシャル・ディスタンスを保ちながら、その昆虫のことを聞いてみた。「キアシドクガ(黄脚毒蛾)」というガの一種だと教えてくれた。毒蛾というが、毒はないようで、鳥たちのエサになっているようだ。3年ぐらい続けて発生し、しばらく途絶えるという。他にも公園内で見られる昆虫の話を聞かせてもらい、勉強になった。
 日本政府は21日に関西圏の緊急事態宣言を解除したが、こちら神奈川を含む1都3県と北海道は、宣言を継続し週明けにもまた判断するようだ。しかし、神奈川県の感染者数が、院内感染が主だが、10万人当たり新規感染者数が直近1週間計0.5人を下回らないため、一体と見なす1都3県の解除は不透明だ。もっともこの0.5人という基準の根拠が不明ではあるが、極めて少なくなり、社会生活に影響なくなった場合と理解しておこう。商売などを営む小規模経営者にとっては、死活問題だが元の木阿弥になってはならない。苦しいが、まだまだ慎重な姿勢が必要だろう。もう、元のままには戻れない覚悟をするしかない。
 ここにきて、日本の新型コロナウイルス感染症関連の死者数が欧米に比べると、異常に少ないことが世界的に話題になっている。日本の緩すぎる「緊急事態宣言」でなぜこうも死者が少ないのか、不思議だというのだ。今日現在の死者数(22時32分現在米ジョンズ・ホプキンス大学集計)では、最も多いアメリカ、9万6013人、EUで優秀なドイツ、8256人で、日本は796人だ。まさしく、桁違いだ。日本の検査もろくにしない、バタバタの対応と韓国の迅速で際立つ手法によるウイルス対策に比べれば、月とスッポンの感のある韓国と日本の差だ。死者数が韓国(266人)より日本がやや多いものの対策の劣悪さや人口比の割合では日本の方が少ないのは事実だ。コロナが原因かどうか不明の死者数がカウントされない状況は各国とも同じだろうから、ことさらに日本がごまかしているとは言えない。ノーベル賞の山中教授は、死者数の少ない要因を「ファクターX」と名付け、原因を探っている。さまざまな説では、1.日本人はすでに1、2月ごろに抗体を獲得していた。2.欧米よりもハグやキスなどの習慣がなく人と人との距離が日本人は離れている。3.日本人は以前からマスクや手洗いをどの国よりもしっかりやっている。4.日本人は個人の自粛意識が高く感染拡大しなかった。5.日本はじめ、BCG接種した国は感染者が少ない。・・などがある。しかし、いずれも科学的・医学的根拠はまったくない。かもしれない程度の統計的な事実を確認したのみだ。科学者たちには研究を続けてもらえればいい。まだ、今後の第2波、第3波がどう展開するか、まったく不透明な段階で、「日本って、日本人って、すごい!」などと「和風総本家」的な自画自賛するのは、他国のように恥を掻くのみだ。今の日本政府は、今回のウイルス対策の一部始終を漏らさず、正確に記録、公開し、次世代に同じ過ちを繰り返すことのないよう伝えるべきだ。まだ継続中の福島第一原発のことも忘れず、すべてのことを記録して残すことが何より大切だ。隠蔽や改ざんが得意なお坊ちゃまの安倍政権に期待するのは、根本的な問題解決ではなく、ありのままの記録と公開をしっかりと続けることを望むしかない。私たちは、淡々と「新しい生活様式」なるものを実践し、馴染んでいくしかないが、それも大切だと感じている。批判と受容のバランスを取りながら、この日本の行く末を見守っていきたい。(PowerShot G7X2)

キアシドクガ
一瞬、モンシロチョウかと見間違うが、胴体が太く、触角がやはり、「ガ」だ

今日も鉄塔がかっこいい

近くに運送会社があるが、最近は駐車したままのトラックが多い
大型の物流が減っているのだろう

公園では、ドクダミの花が咲き出した
まもなく、梅雨を迎える時期に達したのだろう

ヤツデの葉が、つやつやと光っていた
天狗もこれで魔物祓いをする

この植物はよく見るが、名は知らない
葉のくびれ方が面白い

キアシドクガのカップルが仲良くしていた

足を進めて、米軍人の旧将校ハウスを改造したカフェの近くまで来た
Eテレ「ふるカフェ系 ハルさんの休日」に取り上げられた

ニゲラという花のようだ

道端のナガミヒナゲシもケシ坊主ばかりになった
今年は、サツキの花のつきがよくない

時は過ぎ ひたすらに耐え 生き延びて

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