◆2021.2.5


やっぱりご近所散歩
 
 お天気がよければ心身の健康のために、少しでも散歩することを続けている。去年の今ごろ横浜港に、新型コロナウイルスに集団感染したダイヤモンド・プリンセス号が寄港したころだ。そして、街のスーパーやドラッグストアからマスクが消え始めたときだった。今は中国製も含め、日本製の良質なマスクも増えている。手作りの布マスクも使っているが、不織布のマスクの方が効果はあるとのことで、外出時には必ず利用している。神奈川県や東京都は保健所の業務が逼迫していることと感染経路不明者が多くなり、濃厚接触者を調べる「積極的疫学調査」の意味が薄れたとして1月中旬から医療機関や高齢者施設などを除いて、調査を取り止めた。これにより、PCR検査数も減り、公表される感染者数は激減してしまった。普通に考えるなら、追跡調査を止めるなら、無症状感染者を把握して自宅待機など勧告するため、大規模なPCR検査を民間委託していくべきだったが、それをしていない。今、東京と神奈川では無症状感染者が普通に仕事をし、遊びに出かけ、さまざまな場面で他の人に感染させている状況が日常化しているということだ。高齢者や基礎疾患を持った人の入院や対策を充実させるのはわかるが、一方で無症状感染者を極力行動制限する必要もあるはずだ。もし、それができないなら、やはり、動き回る20代から50代の健康な世代からワクチンを接種して、高齢者等への感染を抑止すべきだろう。今後は、感染者数の推移よりも重症・中等症の病床利用率や死者数の推移に注目していきたい。
 さて、もうひとつは、実にくだらない話題だ。森喜朗東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の発言の件だ。日本オリンピック委員会の評議員会で、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言して、世界中から女性蔑視や人権侵害だとして非難を浴びたことだ。そして、謝罪会見では口先だけで謝罪しているのが、ありありとしており、記者からの「組織委員会の会長として適任と思いますか」との問いに「さあ……あなたはどう思いますか」と逆に問い返し記者が「私は適任ではないと思う」と返すと、「それじゃあ、そういうふうに承っておきます」と逆切れ状態の最悪の醜態を披露してしまった。私自身は二度目の東京オリンピックなど最初から反対であったが、コロナのこともあり、今回の森会長の人権意識の低さからも日本はますますこのオリンピックを開催してはならないと確信したのだ。また、日本の会議はシナリオどおりに進行し、結論ありきのアリバイづくりのための会議が主体となることが未だに多く、「忌憚のないご意見を」という空しい修辞で発言は中味がなくなる。こうした状況が21世紀の今も日本に存在していること自体が日本の未来を阻害していることに気づいていないのか、信じられない。過日の評議委員会で森会長の発言をその場で「撤回してください」などと誰も忠告することもなく、薄笑いも起きたという事実にも世界は衝撃を受けている。日本は老害がひどくなっており、世界的な視野で現状を把握し、言動することができない人々が組織の中枢を担っていることが多いということだ。せいぜい65歳ですべての役職を離れ、公けの場には出ないことだ。二階自民党幹事長とか麻生副総理なども同じ穴のムジナのように見える。菅首相のようなトップが彼等に鈴を付けられないのなら、公職の定年制を設けるしかない。「余人をもって代えがたし」などということは公職にある老人には当てはまらない。日本の根本的な脆弱さが露見してしまった事件であった。
 散歩していると、やはり、体が暖かくなってくる。今日はマフラーも必要なかった。散歩帰りに、毎年立派な梅の花をたくさん咲かせる梅の木には、小さなつぼみが無数付き始めていたが、まだ、一輪も咲いていない。一輪ほどの暖かさを早く感じたいものだ。(PowerShot G7X2)

菜の花が少し咲いていた
 
いつものロウバイはまだ元気であった
 
何となく、太陽が愛おしい

公園の素朴な木馬は愛嬌がある

如月の 陽を浴び 心温まり

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