2021年04月06日

青椒肉絲

 ソメイヨシノがかろうじて花を残している木もあるが、寒の戻りのような今日の気温では、桜はもう遠ざかった存在になった。
 さて、タケノコ料理の最後を飾るのは、青椒肉絲(チンジャオロースー)だ。本来、具材を糸のように細切りにして炒めるのだが、「たけのこの牛肉・ピーマン炒め」といった感じで、メインはタケノコなのだ。この他に豚肉との炒めものも作って食べた。それでもまだ残りがあり、たけのこご飯に戻る予定だ。
 こうして旬の味わいを食べ尽くすことができた今年もコロナの年2年目だが充分に幸せだ。来年もまた平穏な環境のもとで、旬を味わいたいものだ。(SONY a7R3)

 新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないことから、昨日から大阪、兵庫、宮城の3府県内の都市で「まん延防止等重点措置」が初めて実施されることとなった。当初略称を「まん防」と称していたが、その「マンボウ」という言葉の響きに緊張感を感じられないとして、一部マスコミに叩かれ、普通に呼称することになった。「緊急事態宣言」を「緊宣」とは略さないから、同じことだろう。
 しかしながら、これだけ感染拡大が進んでおり、すでに蔓延した状態なのに、それを「防止」するタイミングはもう遅すぎる。つまり、「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」は実態的には区別がなくなっている。特に大阪府は現在の方が先の緊急事態宣言時よりも深刻な状態である。
 とにかく、一事が万事、政府の対応の遅れと、ワクチン以外の基本的な検査体制や病床管理体制を充実させてこなかったツケがここに来て明確になっているのだ。東京や神奈川は、東京オリンピックを無理に実現させるため、感染者の追跡をせず、過少な検査結果しか出していないが、実態は大阪のはるか上をいく状況になっているはずだ。そろそろその通常の検査だけでも結果がわかるころだろう。もし低い数字が続くようであれば、明らかなウソであろう。
 オリンピックは中止した方がいい。1年間、基本的に前進しなかった日本の新型コロナウイルス対策では自信を持って、東京に外国の選手たちを迎えることは不可能だ。諦めるしかない。早く結論を出すべきだ。

青椒肉絲、ご飯のおかずにも酒の肴にもいい

筍を 今日もいただく 春寒し