2021年11月26日

南林間駅前電飾

 11月霜月もまもなく終わりだ。地元駅前の冬のイルミネーションを恒例で実施していると知って、夕方陽が落ちたころに行ってみた。この写真で見るよりも実際の方が見栄えはいい。なかなかイルミネーション撮影は難しいものだ。タイトルは長くなるので「電飾」としたが、いささか古めかしい。この街も古めかしくなってきたので、ふさわしいかもしれない。
 日本では相変わらずコロナの感染者数が少なく、重症者、死者の数も極端に減少したままで推移している。原因は不明なままだ。しかし、南アフリカから周辺国で新たな変異株が発生し、感染力が強く、拡散していく気配を見せており、各国とも警戒をしている。日本も水際対策の強化をするという。
 当初新型コロナウイルスが中国武漢で発生したとき、去年1月の日本政府の水際対策はまったくザルだった。武漢からのみとか団体観光客のみと限定しての制限だったため、ずるずると個人の中国人観光客が日本に出入りし続けてしまったのだ。
 今回の南アフリカ変異株は、既存のワクチンの効き目があまりないとの情報もある。強毒性があるのか、感染しても重症化しないのか、それが不明なうちは、完璧にシャットアウトするのがいい。10日間待機など甘い対策では後の祭りになる可能性がある。なぜ、いつも中途半端な対策で様子ばかり見ているのだ。日本政府も専門家を派遣するなりして、変異株の分析に協力して、新たなワクチン開発、対応策を先進国の一員としてもっと役割を果たすべきだろう。
 遠く足を伸ばして、冬のイルミネーションを撮影に行くことはこのコロナが収まるまでしないつもりだ。地元の電飾で気持ちを満足させるのがちょうどいい。新たな変異株によって、一転、株安、円高、原油安に振れている。コロナ禍は気候変動とともに、まだまだ人類の傲慢さを許さないつもりなのかもしれない。(SONY a7R3)

南林間駅前のイルミネーション
少し淋しいので、文字装飾で補ってみた
(いつもと逆で拡大画面に文字装飾が出ます)

わかりにくいが電飾の中に地元の鍛金彫刻家安藤泉さんの金属性の木々や動物がいる

寒さ増し 夜の輝き 寒さ増し
コロナ禍や まだまだ続く 変異株