2021年12月12日

師走紅葉散策

 もう12月師走も中旬に入った。天気や雑用やら体調のことでなかなかタイミングが合わず市内の公園の紅葉の撮影にも行くことができなかった。ようやく今日の午後、久しぶりに時間ができた。何とか終わりかけの紅葉に間に合った。陽も西に傾き始めており、短い時間で撮っていく。痛む足を引き摺りながら気合いを入れて歩く。やはり、好きなことをやっている時間は体も言うことを聞いてくれるものだ。コロナが収まりきらないうちは、身近な場所に行ってささやかに季節の移ろいを感じることに徹していたい。無理はしない、が当面の生活様式だ。(SONY a7R3)

 オミクロン株が認知されてから2週間以上が経過するが、強い感染力はこれまで以上だが、現在の段階では重症化や死亡リスクが高まった報告はほぼない。悩ましい限りである。これまで緊急事態宣言を発しては解除し、感染が再拡大し、また下火になり、解除、再拡大を繰り返してきた。日本だけが感染者や重症者数、死亡者数が極端に減少し、海外からは不思議がられたり、統計をごまかしているとか検査してないからとか揶揄されている。
 最近、理化学研究所が公表したファクターXの正体が明らかになった、とされる。日本人がなぜこれほど重症化や死亡者数が少ないかの理由は、白血球でA24という型を6割の日本人が持つが、欧米人では1,2割しか持たないことが原因ではないかとの説だ。この型を持つ人間には従来型の風邪のコロナウイルスに感染し免疫がつけば、新型コロナウイルスにも「交差免疫」があり、感染や重症化を防げるという。新たなワクチン開発にもつながる可能性もあるらしい。まだ実験室内の研究であり、確証ではない。日本国内には280万人余りの外国人もおり、彼らも日本人同様に他の国よりも重症者や死者も少ないはずだから、あまり当てにはならない説であろう。ただし、アジア系在日外国人が主だから彼らもA24を持っているなら理解できるが、まだわからない。要するにまだ新型コロナウイルスについては、結果論的に日本では減少しているというだけで、理由は不明なままなのだ。
 オミクロン株がいったいどんな結果をもたらすのか、まだまだ注意深く見守っていくしかない。東京あたりではすでに人出が増えているようだが、オミクロンによってふたたび経済の停滞が見込まれており、3度目のワクチン接種や医療体制など難しい対応が続く。しかし、防御の体制をまだ緩めるときではないことは確かだろう。まだまだ個人レベルではこれまでどおりの感染対策を続けるしかない。

西日を受け向こうのカエデが赤い照明のようになった

笹の間にイチョウの葉がアクセントを添えている

傷んでいる葉もあるが、まだまだ紅葉が見られる


青い空にも映えていい

西日のスポットライトが当たる


多くの葉が散っているが、まだがんばっている

猫がぐっすり眠ったまま起きようともしない

散策道の頭上にも紅葉が広がっている

黄色いもみじがひと際光っていた

水仙が早くも咲いていた


神社前の脇道にはイチョウの落ち葉で敷き詰められている

熊野神社の大イチョウはまだ葉を残している

階段側から

灯篭越しに

枝のごく一部にだけ葉がついているのも味わいがある

常緑樹の中にあるモミジもいい

ロウバイが蕾をつけていた

皇帝ダリアが優雅だ

アメジストセージがやさしい

こちらの林ではまもなくすべての葉が落ちそうだ

陽に透かした紅葉が一番好きだ

イイギリが赤い実をつけていた

まもなく野鳥たちによってすべて食べ尽くされてしまう

菊の一種だろうか

我が家近くの路上にて
この時期夕陽が道路の真っ直ぐ先に沈む

紅きもの 師走の午後の 風にゆれ