2022年02月11日

世代交代

 昨日の雪は東京ではそこそこ積もったところもあるが、神奈川県は箱根を除いてはほとんど積もらずに、雪があっても午後にはすっかり消えていた。雪が積もらないのは、それだけでも助かる。
 そして、昨日の午後は雪がどうなるかわからない中、コロナも忘れ、しばし、俄かオリンピック観戦者としてテレビを見ていた。羽生選手のフリーの演技だ。4回転アクセルに果敢に挑戦するも判定は成功であったが、転倒してしまい、金メダルにははるかに届かない4位であった。この羽生選手の挑戦とか美学については、いずれフィギュアスケートをよく知る文筆家にでも、華麗な文章で表現してもらいたいものだ。スケートでこれだけ多くの人々を魅了してくれる人物はこれからもなかなか出現しないであろうから、彼を安っぽく語るのはここではやめておこう。
 結果として、アメリカのネイサン・チェン選手が悲願の金メダルを獲得した。そして、銀は鍵山優真、銅は宇野昌磨と日本の両選手が獲得した。特に初五輪の鍵山選手の恐さを知らないのびのびとした演技は新鮮な感動を覚えるものだった。彼がこれからの日本のフィギュアスケートをリードしていくのであろう。羽生はこれからどういう道を歩むかは知らないが、否が応でもここで新旧交代、世代交代が完了したことになる。本日のスノーボードでは、平野歩夢選手が初めて金メダルを手にした。アメリカの金メダル常連のショーン・ホワイトを制しての快挙であった。ここでも世代交代があったわけだ。
 オリンピックが政治やカネの垢まみれになって久しいが、純粋にスポーツを誰もがやったり見たり参加できる普通の存在になることを願ってやまない。無理であれば、やはり、オリンピックというイベントの潮時を考える必要がありそうだ。(SONY a7R3)


今日はすっかりよく晴れた
自衛隊機が今日も飛んでいる
(同じ方角にある月を合成した)


小型のジェット旅客機のような飛行機が飛んでいた


西の空に向かっていくP−1哨戒機

またたきの くるりくるりに いのちかけ