2022年06月16日

久しぶりの夕焼け

 夕焼け空を久しぶりに見た。最近、気がつかなかっただけかもしれないが、夕焼け空を見ると一日の終わりに得をした気分になる。ちょっとしたご褒美だ。今日もよくぞ一日無事に過ごせたと感謝する。年寄りじみた発想かもしれないが、65歳もとうに過ぎたのだから年寄りでいいのだ。
 今日は思ったほど気温が上昇しなかったが、これから暑さが本格化していきそうだ。コロナが今下火になってきて、屋外で2メートル以上の距離があって、会話などしなければマスクを外してもよいというお達しがあったが、みなマスクをして歩いている。余程暑ければちょっと外して深呼吸するが、基本マスクはつけたままだ。若い女性など素顔を今さら見せるのが恥ずかしいというのも理由だったりして、マスクは「顔パンツ」などということらしい。日本人の長所であり欠点である同調圧力、協調志向、付和雷同の国民性がよく表れている。欧米の人たちは束縛され自由ではないマスクが大嫌いで仕方がないようだ。病人や変質者と見られたり、口元が見えず会話が成立しないなどの理由でもう誰もマスクはしていない。
 欧米の原則であるすべて自由意思に基づく個人主義の発想は、付和雷同民族の日本人とはやはり根本が異なり、さまざまな文化の面でも違いがある。それをどちらかが絶対に正しいとか間違っているとか言ってはならないのだと思う。世界にはさまざまな人種、宗教、慣習、政治形態の違いで相容れない葛藤があるが、極力互いを認め合う包容力だけは全人類共通であってほしい。争いはもうたくさんだ。(PowrShot G7X2)


コンデジしか用意できなかったが充分に写っている


雲がほどよく残っている湿度のやや高い夕方がチャンスだ

夕焼けを 見ては感謝し あすも生き
顔パンツ 外すオヤジに 近寄らず