2022年07月17日

終わりの山百合

 ヤマユリを群生させている近所の公園にやっと行ってきた。見ごろから一週間が経過しているので、もう終わりだろうと覚悟していたが、ほんの数株だけかろうじて花をつけていた。昨日までの大雨ですっかり痛みが進み花を落としてしまったようだ。マクロレンズを持ってきたが、木道からしか撮れないため、目前の花は枯れ落ちており、マクロの出番はなくなった。望遠レンズで少しだけ撮った。
 せっかく持参したマクロレンズを何とか使うため、他に花がほとんどない公園で葉っぱを中心にいろいろ撮ってみた。表に出てデジ一眼で撮るのも久しぶりなので、少しは新鮮な気持ちで植物たちに接することができた。
 暑さと足の痛みで短い時間で引き揚げることにした。いつもは歩いて往復できた道のりもコミバスを利用して来るしかなくなった。それでも、何とか撮影を楽しめるのだから、満足であった。小さな幸せを今日も得られたことに感謝する。(SONY a7R3,PowerShot G7X2)

 安倍元首相を暗殺した犯人の犯行動機や家族関係などが連日報道され、真相が別にあるかもしれないが、現在のところ宗教団体への深い恨みがあることがわかってきた。この事件ではっきりしたのは、特に戦後出現したような新興宗教団体というのは、人の心を救うのではなく、カネ目当てで信者を集金マシーンにした詐欺集団のようなものだということ。信者たちがトップや幹部の裕福な生活を支え、さらに利権を広げるために存在する悪徳団体であり、過去にも批判されてきたが、今もなお続く、あってはならない存在だと明確になった。
 思い込みや偏見を含めて言わせてもらえば、韓国の団体活動というのは、悩みや不満、怒りを利用した労働団体、慰安婦・徴用工支援団体、政治団体などすべてが組合員、会員、支持者などを洗脳し、騙し、幹部のカネ儲けのためにできた団体ばかりだと言っていい。今回の旧統一教会も韓国発祥であり、日本人信者がもっとも多くいて、もっとも多くのカネを集めてくれる、ドル箱なのだった。
 そして、その宗教団体が政治家と癒着する。互いに信者と支持者を増やすために、持ちつ持たれつの関係が出来上がっていった。統一教会は政界以外にさまざまな形で大学の原理研など始め、企業、マスコミ、芸能界に入り込み日常化していった。古株の創価学会や幸福の科学なども同じ類だろう。
 今回、犯人が悲惨な家族の結末を暴露することでマスコミもそのエセ宗教団体を糾弾する流れにならざるを得なくなってきたのは、正常化に向かういいきっかけになったのかもしれない。自民党もここできっぱり手を切る法律的な措置も含め、覚悟を決めないと多くの普通の国民の支持を失うことになるであろう。
 安倍元首相暗殺事件は、政治と宗教の癒着をはじめ、要人警護体制の問題、選挙における街頭演説・宣伝カー等の選挙活動の在り方など、まだ、さまざまな点で突っ込みどころがありそうだ。安倍さんの国葬についての賛否も含め、問題提起事項が盛沢山にあり、日本人は冷静になって、問題の本質を見極めていく必要があるだろう。 


かろうじて咲いていたヤマユリ
何とか今年も見ることができてよかった


わりとまだ元気な花のようだ


シベが黒ずんできてもう終わりのようだ


青いカエデの葉っぱでも写す
クモの巣がかかっていたのが印象的


太陽に透かしてみて見た


木道に落ちた木漏れ日の模様が面白い


藤棚下のテーブルにも木漏れ日が・・・


藤の実がこんな風になるのだと初めて知った


無理にマクロレンズでこんな草も撮ってみると面白い


葉脈が大好きだ


常緑樹の葉っぱのツヤもいい


自然の造形はやはり美しいといつも思う


今年も同じところにケヤキの小さな枝と葉っぱを見せてくれた


時間の経過したヒノキの切り株の年輪が好きだ


小さな花の群れが付近を覆っていた


ヒメジョオン、ハルジョオンではない



今日は午前中に梅を上下入れ替えて赤ジソがよく漬かるように別の容器に移し替えた

山百合の はかなき最後 立ち合いて
人心も 言葉で金を 得るヤカラ