2024年04月29日

緑陰の候・花つれづれ

 今日は昭和時代の「天皇誕生日」である。私にはそれがしっくりくる。昭和22年までは「天長節」と言われ、古代から天皇誕生日をそう呼称した。昭和天皇が亡くなると「みどりの日」になり、しばらく経過して、現在の「昭和の日」になった。ゴールデンウィーク期間の連休を増やす口実になっただけのようだ。隠遁生活者には休日も平日もない。毎日が休日の大型連休の日々である。
 世の中は円安が進み、本日は160円22銭までになった。休日にもかかわらず財務省はドル売りの為替介入を行った模様だ。一時154円台まで円高になり、現在は156円台で推移している。海外旅行に行っている数少ない日本人は気が気ではないだろう。日本がこうも安くなって、かつての東南アジアのようではある。インバウンドで賑わう日本各地の観光地などは稼ぎ時かもしれないが、日本の技術力とかパワーはどうしてしまったのだろう、と溜め息が出る。
 年金で細々と暮らしている身としては、ひっそりと市内の公園を巡って、ささやかに花でも撮って気持ちを豊かにするしかない。というより、テレビで紹介されるどんな観光地よりもじっくりとゆっくりと花を愛でることができ、充実したひとときを過ごした気分になれるものだ。被写体はどこにでもある。季節が巡れば、花や景色が変わる。つれづれなるままに、リハビリを兼ねてお散歩撮影にまた出かける。(SONY a7R3)


先日訪れた公園に行ってみると、緑が濃さを増していた


ヤグルマギクが色とりどり咲いて、目を引いた


クリーピングタイムという花のようだ
小さな花がびっしりと可愛い


ツツジが終わりかけている


色ちがいのものも


ジャーマンカモミールが賑やかでいい


花はなんであれ美しいと思う


西洋タンポポもそろそろ花が終わる


タンポポの綿毛は神秘的で美しいといつも感じる


オルレアだろう
調べて初めて知った


シロツメクサも咲き出している


ハルジオンにコガネムシの仲間が来ていた


アヤメも優雅に咲き出した


梅雨のような空によく似合う


森の中に誰でも鳴らせる鐘が設置してある


父親に連れられた小さな子どもが盛んに鳴らしていた
平和な響きがしていいものだ


カルガモを久しぶりに見かけた


バラが少しだけ咲いていた
まだこれからが本番だろう


ボタンがひっそりとまだ咲いていた


緑の中に若葉から赤いカエデの木が混じっている


クリスマスローズがあった
いつも下を向いている


濃い赤のクリスマスローズも魅力的だ


熊野神社のイチョウも葉が育ってきている


梅林ではすでに実をつけている


クレマチスが鮮やかだ


シベ?が豪華


グロテスクでもある


おまけの猫
ハルジオンが咲き乱れる小径を歩いていた
声を掛けたら振り返ってくれた

緑陰に 誘われ歩き 花を愛で