◆1999.8.14

★百羽の連鶴

 妻宛に届いた小包の中味は、きれいな一枚の和紙だけで折られた百羽の連鶴でした。送り主は、妻がかつて仕事で知り合いになった八田三郎さんという今はかなり高齢になられた人からでした。
 八田さんは、以前大和市に住んでいたときには、平和への願いを込めて、広島や沖縄まで徒歩で行ったような人でした。現在は、数年前から奥様の故郷である茨城県東茨城郡桂村に住み、地域の人々と交流を深めているようです。そして、この連鶴も自分が折り紙の講師になって子どもや他のお年寄りに教えているものです。一羽の鶴から三羽、九羽と腕を磨き、ついには百羽の鶴を一枚の紙で折ることが出来るようになり、地元ではちょっとした有名人のようです。
 決して老後ではない、生き生きとした人生を送っている八田さんに拍手を贈るとともに、だらけきっている私自身の日々の生活への反省でもありました。






[INDEX]