★さらば、千年代
ついに、この日が来てしまいました。明日は、無事に迎えられるのでしょうか？２０００年問題に多少関心があっても、まさか、世の中ひっくり返るわけがない、そう、タカをくくっているのが大方の人々でしょう。
でも、考えてみると、現代社会というのは、コンピュータに代表されるように、機械によってすべてが正確に制御された管理社会の中で、暮らしている。それは、目隠しで綱渡りをしながら、針の穴に糸を通すようなこともできてしまいそうな技ではないか。その技がすごいというのではなく、むしろ逆で、あるネットワークを司る機械に破綻が生じた場合、糸を手に持つことさえできなくなり、最悪、綱が切れて谷底に落ちていくような、そんな危ういバランスの上で我々の命はかろうじて保たれている。
この夕陽と、明日、初日の出として無事、再会できることを期待して、千年代の締めくくりとしましょう。 |
|
