◆2001.9.23

★谷戸山、深まりゆく秋
 
 連休の2日目、すっかりのんびりしています。今日はこんなにいい天気だというのに、動き出しのは午後の陽が傾く頃からでした。座間市の県立谷戸山公園に散歩に行って来ました。
 
一日中、雲の一片もない空が谷戸山の池に青く映っていて、それだけで美しいと感じるものがあります。夏の壮絶な暑さは何だったのだろう。刻一刻と変化していく自然の営みは、私たちにそのダイナミズムを感じさせてくれます。
 赤とんぼがじっととまったまま動かない。蜘蛛も西陽を浴びて、おのれの存在を主張せず、獲物を待つばかり・・・やがて、輝き出すであろうススキの若い穂も陽を受けていました。そして、収穫を間近に控える谷戸山の小さな田んぼには、愛嬌のある案山子が作ってあって、散歩で通りかかる人の目を和ませていました。

 朝陽が荘厳で厳粛なものを抱かせるとすれば、夕陽は雄大な力強さを感じさせてくれますね。丹沢の山々に静かに沈んでいく太陽は、雲を寄せつけず、その堂々たる様を見せていたのでした。
 


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