2006年04月15日

武相荘

 久しぶりに妻と行ったことのない場所に行ってみようということになり、前から気にかかっていた「武相荘」を訪ねてみたのでした。新緑の中でほんとにきれいに保存されており、室内は撮影できなかったのですが、和洋をうまく組み合わせたとてもおしゃれな部屋ばかりでした。集められた器や道具などが展示してあり、センスの良さを感じます。

 「武相荘」(ぶあいそう)と名づけられた農家を改造した家は、戦後の憲法草案や通商産業省を創設した白洲次郎と骨董などに造詣の深い美術評論家で随筆家の妻の白洲正子が住んでいたものです。東京都町田市能ケ谷というところにあります。次郎が武蔵の国と相模の国の境にあることからと、「無愛想」をかけてそう名づけたらしい。次郎は遺言書にただ「葬式無用 戒名不用」とだけ書きましたが、今日訪ねたときには、これが展示してありました。彼の生き方を象徴したような遺言書です。

 すでにまわりには新しい住宅街ができ、かつての趣きはなくなっているようでしたが、この武相荘敷地内は鬱蒼とした緑に包まれ、故人の息づかいが伝わってくるようでした。(EOS 5D)

武相荘のことを詳しく知りたい方はhttps://www.buaiso.com/

建物は全部つながっています 奥の部分がメインの建物です

茅葺の屋根には若い木が生え始めています

庭の竹やぶ前にはシャガが咲いていました

裏の山の散歩道からの光景は軽井沢のようです 身内の方の住まいでしょうか

新緑のカエデがまぶしいです

燈明台をうまく生かしています

みやげ売り場の二階はビデオを上映しています ここも納屋のひとつでした

ここは室内ではなく休憩所になっているところです

入口にある細い竹で編んだ目隠しです

葉桜

 大和市福田の千本桜を通ったので、ちょっと葉桜の様子を撮ってみました。ソメイヨシノの合い間に八重桜が今咲いており、やさしい緑の中にぽっと艶やかな色彩が目を惹きます。ここでもシャガがたくさん咲いていました。(EOS 5D)

せっかく長靴に履き替えて川に入ったのに。。。でも楽しそう
おじさんは、家で飼っているメダカ用の水を汲みに来ていたのでした