2009年04月11日

桜・終章

 今年は、身近な場所の桜でも長い期間、楽しませてくれました。そして、ほんとの最後のときになりました。最後は地元の泉の森で散った桜、散りゆく桜をカメラに収めました。
 どうしても日本人のDNAが桜へと掻き立ててしまいます(^-^)。それは万葉の時代から引き継いできた「花は桜」とめでる日本人の繊細で豊かな感性を桜の中に結晶させているのでしょう。戦争中、散り際のいさぎよさの象徴として、桜は不幸な役割を背負わされましたが、現在は、平和そのもののシンボルです。大不況であろうと、政治家が不在であろうと、この毎春のイベントは、来年も確実に私たちを幸せな気持ちにさせてくれるはずです。(EOS 5D)

花が散ってゆくのは悲しいが、その儚げさも美しい

無数の花ももちろん美しいが、ひとひらの花びらでも主役だ

はらり、ひらりと水面に舞い落ちては波紋を広げる

静かな水面では、自然のなす模様も美しい

池を埋め尽くさんとばかり、桜はこれでもかと最後の舞台をつとめる

この水路はすっかり花びらで覆われてしまった

かすかな風が木々を縫うと
静かに音もなく、しかし、華麗な舞いを見せてくれる

ありがとう、桜