2010年03月03日

向島とスカイツリー

 三寒四温といいますが、このところ日替わりで寒くなったり暖かくなったりしていますね。今日は久しぶりに青空も覗けました。そこで、東京の下町をぶらついてきました。といっても、スカイツリーが300メートルを超えたということなので、こちらがメインではあるのですが。
 いつもは、田園都市線の中央林間駅から直通で地下鉄半蔵門線を経て、押上駅まで行きますが、今日は、さらに押上から東武伊勢崎線にも乗り入れているため、2つ先の東向島駅まで行きました。ここから歩いて間もないところに「向島百花園」があります。こじんまりとした庭園ですが、200年前、お武家ではなく、町人がつくったものだそうです。今は梅がいろいろと咲いていますね。さて、ここからスカイツリーに向けて、下町の向島をぶらつきました。よく目にしたのが、神社やお寺、小さな社で、それが点々としてあって、どれも手入れが行き届き、大切にされています。また、建物は老朽化し、町工場や商店街は古くなってはいますが、下町の人たちの心優しさ、ぬくもりを感じさせてくれます。
 そうした中に、忽然として現れたのがスカイツリーです。これからこの町はどう変わっていくのでしょうか。古いままがよいものと、古いままではいけないものの見極めが難しいですね。それを取り違えて破壊と建設を行うと、とんでもないことになります。スカイツリーが、目先の経済効果だけではないものも、もたらしてくれるとよいのですが。(EOS 5D)

向島百花園
小さな庭園の中にいろいろなものが詰まっている感じだ

百花園からもスカイツリーが顔を覗かせている

路地尊とか天水尊というものを見かける
墨田区では、防火・非常用飲み水・動植物用の雨水利用が盛んだ

「尊」は路地や雨水に対して、うやまう気持ちが表れているのだろう

こちらは子育地蔵尊
小さくて古いがこぎれいだ

子育地蔵の付近を地蔵坂と呼んでいる

昔ながらの商店街の雰囲気が残っている

部分的に取り壊したようだ

東京にも荒壁の家があるんですね

どこにでもありそうな「きそば」の看板
でも、これだけ年季の入ったものは珍しい

蔦も冬場には、おどろおどろしい

昭和30年代のものだろうか

スカイツリーが近づいてきた

狭い街並みの中では、威圧感がある

どこにでも現れる怪人のようだ


建設現場のすぐ近くでは圧倒される

現在、304メートル、まだ、半分以下だ

業平駅近くの東武橋からほぼ定点観測(^.^)
前回 前々回

北十間川の十間橋から逆さツリーでも

今日は比較的静かな川面だった

逆さツリーの一部を逆さにしてみた
さして面白くない(^^ゞ

通りがかりの人は、必ずツリーを見上げ、写真を撮る
期待が込められたスカイツリーは、まもなく東京タワーを超える