2010年03月14日

輪掛本青鸚哥

 ワカケホンセイインコ、と読みます。大和市の泉の森にもこの野生化したインコがテリトリーをつくっていて、10羽ぐらいはいそうです。今日見かけたのは、4羽ほどでした。
 今日は、「梅にメジロ」を再び求めていたのですが、まだ花のある梅の木には、待てど暮らせど飛来しません。そしたら、引地川沿いに3本ほど植えてあるオオカンザクラがこの時期に花を咲かせているんですが、ここに来ていました。ちょっと高いことと、日陰になっていることで、いいショットは撮れませんでしたが、10数羽という団体で来ていました。しかし、例の体長40センチメートルはあるインコが他の鳥を蹴散らし、我が物顔で桜の花を喰い散らかします。メジロは、あっという間にどこかへ飛び去ってしまいました。
 このインコ、原産国はインド、スリランカらしいのですが、ペットが野生化したもので、この辺でもよく見かけるようになりました。なかなか派手な色彩の大型で声も大きい鳥なので、人目は引きますが、どうも日本人の好みに合わない雑で繊細さに欠ける鳥ですね。鳥マニアの人は、まず撮影することはありません。私のような「雑」な人間は、何でも撮りますが(^^ゞ。人によってもたらされたものが、自然の生態系をどんどん崩していくような気がします。野鳥や植物が豊かな公園ですが、外来種が混ざり、少しずつ変化しているようです。人の世界も他の生物界もグローバル化は、さまざまな問題を孕んでいきますね。(EOS 5D)

とにかく大きいインコです

飛び立つと長い尾を広げ、派手です

オオカンザクラの花をさかんに啄ばみます
首に輪があるのがオス、ないのがメス

愛嬌があるといえばあるのですが

花の蜜を吸っては、捨てます

川の水草に引っかかったオオカンザクラの花びら
ほとんどがインコが喰い散らかしたものだ

メジロも来ていましたが

じっくり撮れないうちに、インコに追い立てられました