2010年04月19日

萌黄色のころ

 4月も後半というときに雪が降りましたね。こちら関東南部では一昨日(17日)、箱根は積雪し、自宅周辺では雪がかすかに積もったようで、一瞬、白くなるところがありました。この低温化現象を始め、中国青海省では大地震、アイスランドでは火山が噴火するなど、地球規模の「天変地異」が続発していますね。人類によるこれまでの地球に対する「搾取」がもたらした当然の因果応報の現象だと考えるのが自然なのような気がします。
 地球とは、確固たるブレない意思を持った生命体なのだと思います。とてつもなく寛容なのだけど、人間の度を越した蛮行に対しては、時には掣肘を加えないといけない、と思っているはず。人間は謙虚さを忘れたとき、大いなるしっぺ返しを喰らう。人間は、地球上の王者だという驕り昂ぶる愚か者として、まだまだ反省が足りないのでしょう。
 さて、そんな寒い日やら暖かい日がめまぐるしく入れ替わる日本列島の気象現象の中、本日は穏やかに晴れました。ソメイヨシノがところどころで花びらを名残惜しく木に留めているのを見ると、「散る桜散らぬ桜も散る桜」という一句を思い出しますね。桜も散り果てつつある今、葉桜も含め、新緑が眩しく輝く季節となりました。
 5月を迎える前の、木々のこの萌黄色の淡く陽炎のように揺らめく色彩が心を掴みます。寒く長い冬がようやく明けた、そう思う、確信に満ちた春の訪れを感じます。神奈川県立相模原公園をそぞろ歩いてきました。(EOS 5D)

濃くなる前の新緑は今しかない

秋には赤く染めるカエデも今は初々しい新緑だ

淡い緑が柔らかい光を受ける

公園の温室も若緑に囲まれ満足かもしれない

新鮮な空気を供給する緑の空間はかけがえがない
散歩している人は何度も深呼吸をしていた

八重桜のピンクが緑の中で際立っている

ムラサキハナナも緑に包まれている

ネモフィラという名の花だ
野の花として自然に咲いている感じではないが、幻想的な春を演出してくれる

なんとか地球の怒りを収めてほしいものです