2010年10月03日

泉の森の秋

 大和市の泉の森にその後の秋の訪れ第二弾を見つけに行ってきました。ちょっとその前に驚いたのですが、出かけるとき自宅前の小さな公園の木でアブラゼミが鳴いていたのです。写真には撮れませんでしたが、10月に入って蝉の声を聞くとは思いも寄らず、気象の異変をこんなところでも感じました。
 さて泉の森では、やはりゆっくりとですが秋の色を少しずつ見せていますね。夏の名残と秋の始まりが渾然とした状態で変化している感じでしょうか。植物や昆虫たちは与えられた命を精一杯生きようと、でも、つつましやかにひっそりと健気にこのひとときを過ごしているようでした。この小さな命たちを間近にするとき、厳粛な気持ちになるというか、生命の神秘さをとても感じます。もっと、いろいろと撮っていきたいと思います。(EOS 5D)

アキノノゲシというそうだ
この淡い黄色が何とも上品で、可憐で切ない
「秋」という雰囲気がぴったりだ

ちょっと通りがけだったので・・・
崖の外に張り出したケヤキの根が面白かった

ヒガンバナも最後のときを迎えている
派手な色彩でありながらつつましさを感じる

コスモスがちらほら咲いている
こちらは華奢だが自己主張が強い気がする

ホシホウジャクというスズメガの一種だ
ハチやハチドリのようなホバリングをして蜜を吸う

これは普通のホウジャク
もっといいショットを狙いたい

ツマグロヒョウモンのオス
5年ほどから見かけるようになった
気象変動で北限が上昇しているようだ

疲れていたのか、レンズをいくら近づけても動かない
鱗粉の形が少しわかる

わかりにくいが、翅の一部が欠けている
アゲハチョウは優雅で美しい

クマバチも忙しそうに青サルビアの蜜を求めていた
ホバリング中の撮影はまだまだ修行中

ツチイナゴらしい
バッタやカマキリなどで緑色と茶色に分かれているのはなぜだろう

エノコログサが次第に緑を失いつつある
まもなく夕陽の中で黄金色に輝くだろう