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今日は旧暦の8月15日で十五夜となり、今夜の月は中秋の名月、満月となりました。十五夜と満月が一致したのは6年ぶりとのこと。ちなみに、来年2012年は9月30日、2013年は9月19日が十五夜と満月が一致しますので、3年連続、中秋の名月イコール満月であります。
旧暦(太陰太陽暦)は、ひと月の日数が29日か30日なので、明治以前は1年を13月にすることがあり、武家では下男下女への給金など何かと出費がかさんだようで、「武士の家計簿」にはそんなお話が紹介されていますね。昔からの風習などは旧暦で行われることが多いのは、その方が季節感に暦が合っているからでしょう。東京のお盆は明治以後、新暦でやるようになり、7月13日からですが、年によっては梅雨明け前にお盆になってしまうということになります。旧暦では秋は7月、8月、9月であって、8月はだから中秋なんですって。
旧暦のことを知ると何かと季節の移ろいを写真に収めることの多い私には、味わい深いものを感じます。合理的な太陽暦に比べ、ときどき不便をしながら実際の季節感を取り入れようとしている旧暦に何か人の暮らしの匂いを感じますね。(EOS 7D) |
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