2012年03月11日

この日の空

 お天気が悪くて外出しなかった日が続きました。まだまだ歩くのに不安のある私は、今日午前、いつもの公園に行ってみました。なかなか必要な筋肉がつかないのか、きれいな歩き方ができず、杖に頼りがちになります。杖を持つ右手首はリウマチであまり曲がらないため、負荷がかかると痛みが増してきます。なかなか厄介です。もぐら叩きのように体の痛みがあちこちに移動する感じでしょうか。それでも徐々によくなりつつあるのだと実感しています。
 去年の3月11日から1年が経ちました。東北の人々は立ち直りつつあるのでしょうか。テレビではどうしても復興の兆しを求めて、店を再開したとか、学校で子どもが元気にしている様子などを流しています。でも、本当のところはどうなんでしょうか。テレビには映らないところで、1年という歳月では何も心を癒してはくれないのではないでしょうか。自分に強く言い聞かせても、前に進むことができないままの人もきっと多いことでしょう。追悼式での天皇の「心を寄せる」という言葉は、昨年の震災後まもない16日にもビデオメッセージでも言われたものです。療養中の体をおして、どうしても伝えたかった気持ちが伝わってきました。野田総理の無味乾燥な式辞には心を感じ取ることができませんでした。何もできない私には「心を寄せる」気持ちを持ち続けることぐらいですが、忘れずにいたいですね。(EOS 5D)

まだ、肌寒い公園の空に少しのぞかせた青空
この希望の青空が広がっていくことを願っています