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久しぶりの望遠レンズによる鳥撮影です。最も身近でありふれた鳥のひとつ、スズメです。身近な鳥でありながら、警戒心も強いので、意外と撮影は難しいのです。スズメたちが水浴びしているところに出くわしました。小さな水の流れが出来ているところで、気持ちよさそうに入れ替わり立ち代わり、ムクドリも混じっての水浴び大会です。こんな風に喜びあふれて小躍りしているさまを欣喜雀躍(きんきじゃくやく)と四字熟語でいいます。
さて、国会で消費増税法案が可決採択されましたね。欣喜雀躍しているのは、どちらの側なんでしょうか?「心から心から心から」と賛成票を投じるよう絶叫した野田さん側が勝者だったのでしょうか?それとも造反者が予定どおりの人数、57の反対票を投じた小沢さん側が勝者だったのでしょうか?いいえ、だれも勝者はいない、すべてが敗者となったのです。もちろん、国民が最も敗者の最前線にいるのです。結局のところ増税になるだけで、社会保障関係はきっちり決まっていない。反対する小沢さんらは、選挙時の約束をいうだけで、具体的な代案は示さず、新党結成や選挙のことしか頭にない。
この重要法案に欠席や棄権した民主党議員が16人もいるという。国会議員は唯一法律を作ることができる権利と義務を有しており、その役割を果たす重大な責任を負っているにもかかわらず、「棄権」などという最も卑怯で愚かな手段で、国民から付託された重大な責務を放棄しているのです。こんな行為が許されるわけがない。まず、政党政治を維持するために、反対票を投じた民主党議員を即刻党除名処分にし、欠席・棄権した議員は、唯一の立法機関である国会を冒涜した罪で、議員辞職すべきでしょう。あまりにもレベルが低すぎて、この国の未成熟な政治に呆れ果ててしまいますね。
梅雨の晴れ間の汗ばむ午後の光の中で、水を無邪気に浴びてひとときを過ごす野鳥たちを見て、国政に対する国民が得られる満足度もこの程度の範囲なのかもしれない、と思いました。いや、それ以下だと思います。(EOS
7D) |
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