2012年08月30日

秋の跫音

 この暑さと足の不調に被けて、運動不足の上にカロリー・コントロールを怠って自分で作って食べたいものを食べていたら、昨日の定期通院の血液検査で中性脂肪が何と平常値の4倍、600超えの初めての経験。毎日の体重と体脂肪はほとんど変っていないから安心していたらとんでもなかった。夏は基礎代謝が少なくなり、エネルギーが余るので、食事はほどほどにし、飲酒厳禁、間食はトコロテンのみということにした。そして、一応カロリー消費のため1時間以上は屋外で写真でも撮ることに。運動量が圧倒的に少ないから1日のカロリーは2000以下にせねばならない。2週間後に再検査だ。
 で、いつもの公園に炎天下の中、行くことにした。遠出はしない。粉末製のスポーツドリンクを冷水に溶き、熱中症にならぬ範囲で、どうしても喉が渇いたら飲む。スポーツドリンクは糖分、塩分が多いからガブガブは飲まない。そんな体のことばかりに気を回していると、撮影もたいして面白くなくなってくる。
 しかし、公園の雰囲気が少しずつ秋に向けて変化しているのがわかる。向こうの方の木陰に落ちる太陽が早くなってきている。最後のお勤めかのように蝉たちが大合唱しているが、ツクツクボウシの声が多くなってきて、ミンミンゼミが少なくなっている。ドングリを落としているクヌギもすでにある。帰宅して夜、ベランダで耳を澄ますと、コオロギの声がちょっと聞こえてきた。明日が満月の月も心なしか、秋らしい透明感のある空に煌々と浮かんでる。秋の跫音(あしおと)がもうそこまで来ている。(EOS 7D)

法師蝉、ツクツクボウシが幅を効かせている

間近に寄っても堂々と鳴き続ける

ドングリがその青い実を落とし始めている

冴え渡る空で小望月が夜を照らす

夏残る 虫の初鳴き 秋は来ぬ