2012年09月08日

谷戸山散策

 座間市の県立谷戸山公園を訪れるのも1年以上ぶりである。この公園は里山式で、山坂があって、足の手術後の私にはかなりきついと思われ、ずっと来るのを躊躇っていたが、ちょっと来てみたかった。前半は下りが多かったため、どうにか歩けたが、後半の上りになる散策道では、案の定、両膝の痛みとともに汗と疲労が噴き出した。立っていられず、途中の岩に腰を降ろし、保冷剤で首筋を冷やし、水分を摂った。以前なら何とか足が痛みつつも、上り下りできた坂が何とも辛いものとなった。やはり、筋力、体力がまだまだ思っている以上に回復していないのだ。駐車場の車へたどり着くまでの100メートル足らずを何回も足を止めては呼吸を整え、進んでいった。また、涼しくなって体力にも自信が付いたら再挑戦しよう。それまでは平坦な公園で気を紛らわすしかない。
 さて、実感季節はまだまだ夏のままだ。先日のスコールもいっときのこと、白露を過ぎても30度を超える暑さ。東京の水がめの各ダムが干上がっている。東京は他県で作る電気と水がなければ、ただのコンクリートの墓場同然である。遠くの島を買っている余裕などあってはならない。他者の犠牲のうえに繁栄する都市など何の意味もない砂上の楼閣だ。犠牲になっている者への恩返しをもっと果たしていくべきだろう。
 しかし、それにしても暑い。全身を汗でびっしょりにさせて戻ってきた。夜にはよく冷えたビールでも、というところだが、先日来、アルコールは絶っており、食事も控えめにし、間食もトコロテン以外はしない。やや体重は減っているものの、そんなすぐには効果など表れない。もう少し、検査までガマンしよう。もっとも、妻には「一生続けなさい」と言われてしまうが。本当の秋の訪れを心から待ち望んでいる。(EOS 7D)<

自宅からの東の空は真夏のままだ
西日に照らされた入道雲がダイナミックにその形をどんどん変えていった
この雲が変化するさまを白衣蒼狗という

南西の空には高い雲が秋を見せている

谷戸山公園の小さな田んぼは稲がこうべを垂れはじめていた

ニホントカゲらしい
子どものころはギントカゲと呼んでいた
日向が好きなようだ
マクロではないので不鮮明だ

公園の中の池は夕暮れを前に静まりかえっている

西日がバックライトになって木々を浮かび上がらせる

キツリフネ(黄釣舟)が群生していた
陽が届かないので、ぶれてしまう

白露過ぎ 行きつ戻りつ 残り夏