2013年02月26日

春の萌し

 ホームページ更新、またもや間が空きました。このところやたら寒い日々が続いていて、題材も少なそうだし、カメラを持って出かけるのが億劫でした。今日の午後は何とか寒さも緩み、立春も雨水もとうに過ぎ、啓蟄を迎えるべき日和となったようです。それでも、明日朝にはまたぞろ雪など降るやもしれぬという話。今日のうちにと思い、いつもの公園ですが、ぶらりと行ってきました。
 さして、期待もしていなかったのですが、梅が咲き始めていていました。まだ、匂い渡るほどの花数はありませんが、冬枯れの灰色や茶系統の色彩の中で、白や赤の花が、ひときわ目を引きます。そして、水仙やオオイヌノフグリも咲いていて、何だか急に春がやってきたような「騒ぎ」です。まだまだ、春の萌し程度かもしれませんが、これから徐々に暖かさの方が増していくのだと思うと、気持ちが前向きになっていきます。
 雪国では相変わらず、とんでもない積雪の中の暮らしで難儀していることを考えると、ここ神奈川などはありがた過ぎて申し訳なく思います。雪国でも何とかほっとできる、春の萌しを早く見つけることができるといいですね。(EOS 7D)

花が一輪咲いているだけでうれしくなる

この冬の寒さをよくぞ耐えてくれた

無粋な客人の相変わらずのご無体な振る舞い

この濃いめの紅梅のつぼみの群れが鮮烈だ

別の梅の木では満開に近い

この日本水仙は控えめで美しい

その名が気の毒なオオイヌノフグリ

だから私は、春告花(はるつげばな)と勝手に呼んでいる
人それぞれの春告花があっていいと思う

春きざし 去るの戻るの 寒の梅