2013年05月27日

日向薬師吽形像

 カメラを新しくしたらすぐにでも撮りたかったのは、日向薬師山門仁王像です。特に、口を力強く結んだ吽形像を撮りたいと思っていました。もう何度も撮ってますが、もっとより良く撮りたいという気持ちを抱かせる被写体なんですね。金剛力士像というのが本来の名前で、お寺の入口にあって、寺を守る守護神です。火災で焼失していた像を江戸時代天保年間(1833年)に復元したものだそうです。仁王像というと東大寺南大門の運慶快慶作のが迫力があって有名ですが、リアルさでは日向薬師の吽形像が勝っていると思います。力強さとともに心優しいものを秘めた言ってみれば「いい男」なんですね。いずれ東大寺のもじっくり撮りたいと狙っていますが。(EOS 5D3)

 もう、極めてどうでもいい話になっていますが、橋下さんが東京の外国人記者の前でこれまでの慰安婦発言報道に関して、改めていろいろと話していましたが、橋下さんは、今回の記者会見も含めて、自分が発言したことによって、日本を国際的な誤解から解くことができた、と思っているのか。また、日本が国際社会に名誉ある地位を高めることができた、と思っているのか。一般の私たち日本国民は、この人の存在によってその地位を貶められたとしか思えない、というのが感想です。以上。

早くも日向薬師下の棚田には苗が植えられていた

白髭神社の向かいの辻に庚申塚があって、その間の小道を通って参道に出る

小道の途中には地蔵であったろう石仏が祀られている

参道の階段を少し上がると山門になる
吽形像、阿形像が出迎えてくれる

吽形像のポートレートばかりを撮る

天保年間に彫られ、明治になって色彩が施された

どことなく優しさがにじみ出ている、と思う

像の手前の柵に結ばれたおみくじがひとつ

仁王さま きっと睨んで 笑み返す