2013年06月10日

鎌倉長谷界隈

 鎌倉ではアジサイが見ごろとなり、多くの観光客であふれかえっています。最近では、江ノ電極楽寺駅すぐの成就院と、そこから歩いても間もない長谷寺のアジサイが人気で、今日もその周辺には人々が次々とやってきていました。私は何度かそれぞれのアジサイを見ているので、わざわざ人ごみを見に行きたくありませんから、車を長谷駅近くに駐車してから、それ以外の長谷界隈のアジサイや街並みを求めて、蒸し暑い中を歩き回ってきました。
 鎌倉は世界遺産の登録をしそこなって、行政としては落胆していると思いますが、一般市民はどうなんでしょうか。「武家の古都」とか言われても街並みを見ている限りにはそんな雰囲気はどこにもなく、古いお寺が点在しているばかりです。京都は寺社が多いのもさることながら、街並みも町屋や老舗が多く残っていたり、芸能文化も盛んで、人々の暮らしの中に歴史が連綿とつながっている雰囲気が伝わってきますが、鎌倉にはその雰囲気があまり感じられません。
 それでも私が鎌倉に何度も足を運ぶのは、「首都圏にある古都」としてわざわざ京都や奈良に行かなくても身近にタイムスリップ感を味わうことができる要素が残っているからだと思います。だからと言って、世界遺産にするほどでもない、というところがいいのですね。身の丈にあった地道な街づくりをしていくしかないでしょうね。(EOS 5D3)

古い鎌倉彫の店があったりする

御霊神社は、成就院と長谷寺の間にあってここも観光客でにぎわっている

長谷駅に停車中の一番古い江ノ電の車両300形
これを見かけるとつい撮ってしまう

甘縄神社方面から人力車がやってきた

甘縄神社は、鎌倉で最古の神社だ

また人力車がやってきた
この神社はお定まりのコースなのだろう

近くの民家に咲くアジサイ
こういう竹垣が好きだ

前田家の旧別邸、鎌倉文学館
まだバラ園には花が残っていた

建物のすぐ近くにも咲いていた

裏庭に少しアジサイが植栽されていた

庭木の根に目がいく

館内の休憩室の照明が印象に残った

文学館へ通じる招鶴洞と名のついたトンネルがある

石畳の模様と青葉で落ちたカエデに目がいった

由比ヶ浜に近い江ノ電脇の木造の民家
鎌倉彫をやっているようだ

由比ヶ浜駅からとなりの長谷駅まで江ノ電に乗った

紫陽花は 名所避けての 長谷めぐり