2013年07月16日

新江ノ島水族館のクラゲ

 今日は30度に満たない涼しい一日でした。これなら出かけられると、朝、思い立ち、新江ノ島水族館に行ってきました。9年前に一度行ってますが、それ以来です。そのときのクラゲの印象が強く残っていて、また、来ようと思っていたのです。他の魚たちを見ていても楽しいのですが、なんと言ってもクラゲの魅力には勝てません、ワタクシ的には(笑)。絶えず上下に浮遊しているだけですが、そのゆったりとした何ものにも動じない確信に満ちた生き方を持った生命体という印象が強いのです。
 前にも書きましたが、クラゲは10億年の歳月を生き抜いてきました。人類はたかだか200万年程度です。クラゲの500分の1の期間しかこの地球上に存在していないのです。人類がこれから10億年以上存在し続けられることなどおそらく不可能でしょうね。計算してみると、もし、クラゲの種の年齢を100年にすると、人類はたった73日なんです。妙な計算ですが、人類はこの地上に現れ、わがもの顔で威張っていますが、たかが生後3ケ月に満たない赤ちゃんなんですね。まだまだ人類は地球という母の腕の中でおっぱいを吸って、地球に愛される存在に育っていかねばならないのです。しかし、人類は妙な文明という力を得てから、母である地球をないがしろにし、ひとりで成長してきたようなふるまいをずっと続けています。これでは生みの母としては、まだまだひとり立ちさせることはできないと判断するでしょう。それがどういうお仕置きになるか、何となく人類もわかり始めているのかもしれませんが、結局は母の思いも通じず、赤ちゃんはハイハイしながら危険な場所に歩みを進めてしまうのでしょう。
 クラゲは写真や映像ではなく、この目で水槽に鼻をこすりつけるように見るのがいいです(鼻の油はつけないように)。透明、半透明の体の各部分が細かな動きをしながら、浮上し、あるいは沈降していく姿をつぶさに見るのが楽しいですよ。夏の暑い一日を水族館でクラゲでも見ながら、いろいろな思いを馳せてみるのも一興です。(EOS 5D3)

エイが頭上を泳いでいる

ここは海の底にいるようだ

イワシの群れが美しい

すぐ目の前に彼らはいる

水槽の壁面にすり寄ってくる

ここからクラゲのコーナーだ
これは今月20日からできる新たなセットだ

カラフルな半透明のキノコのようでもある

ミズクラゲはシンプルで美しい
ひたすら漂っている

しかし、細い触手を動かし、巧みに泳ぐ

サムクラゲ
「未知との遭遇」に出てきたマザーシップのようだ

海と宇宙は似ていてる
究極の宇宙船はこんな形がいいのかもしれない

魂が浮遊しているようだ

パシフィックシーネットル
なんだかゴージャスなクラゲだ

このフリフリがきれいだ

このクラゲは小さいが活発に動いている

人間には厄介者となることが多いクラゲだが
したたかに生き抜いてきた

人よりも 賢く生きる クラゲかな