2013年07月23日

満月

 35度を超える日々が続いていたかと思うと、雷雨やゲリラ豪雨になったり、また梅雨空のようになったりと、不可解な気象変動が起きています。
 私が子どものころの夏の初めは夕立が、ポツポツ、次にザーっと来て、土の独特の匂いを舞い上げます。子どもの私は慌てて家に逃げ帰って、雨の様子を眺めています。不安気なねずみ色に空が覆われたかと思うとさっと去っていく。その後の庭の草木のいきれたむっとするような匂いと湿気が夏の象徴でした。そして、午後の強い陽射しが容赦なく肌をジリジリと焼く。でももうその時には、さっきの夕立のことなどすっかり忘れています。トタン屋根の軒先から残った雨のしずくがポタンポタンと雨の降ったことを証明しているだけ。そして、また青空の下へ飛び出していく。
 そんなことを繰り返していた昭和30年代でしょうか。小学校3年生ぐらいまでは、1年間がすごく長く感じていましたね。2,3回の夏の遊びの経験が一生の思い出の大きな位置を占めることになります。
 今日の夜空は雨模様の空かと思っていたら、いつの間にかさっと開かれて、満月の月を空低くに見せていました。何度撮っても変わり映えはしないのですが、つい、満月は撮りたくなります。こうして見ると右側がやや欠けているので、満月を少し過ぎた時間帯だったのかもしれません。しばらくして空を見ると、雲に覆われ、満月は姿を消していました。(EOS 5D3)
 
 今後の日本の行方を大きく左右するであろう参議院選挙が予想したとおりに自民党の圧勝に終わりました。果たして日本はどうなってしまうのか、ゆっくり考えてみたいと思います。気が向いたら、Wordsのコーナーで書きたいと思います。

月が黄色味を帯びている
大気中の水分が多いのだろう

熱帯夜 夜は眠れず 昼寝する(プータロー)