2013年09月13日

上野ぶらり

 久しぶりの上野です。学生のころは西洋美術館や東京都美術館によく行きましたが、その後は数えるほどです。何と13年ぶりの上野となりました。今回は、これまで行ったことのない、東京芸術大学エリアで、1999年に開館した芸大美術館に行きました。ここで「興福寺仏頭展」をやっています。火災で焼失した仏像の頭部だけが残り、昭和12年に発見された白鳳時代の逸品です。他にも十二神将像や絵画もありましたが、この巨大な仏頭の存在感は圧倒的です。1300年前の面影を明確に残しており、焼け落ちた際に歪んだり、欠けたり、ヒビの入った頭部のみであるからこそ、シンプル化した力強さがあって、実にいいですね。しかも顔立ちがいい。
 仏頭をよく眺めたあと、東博・・・東京国立博物館にちょっと立ち寄りました。常設展では、写真撮影が可能な展示品もあり、三脚は不可なので、手持ちで撮ってみました。やはり、仏像がいいですね、何だか、心落ち着くものがあって。しかし、今日はかなり蒸し暑くなり、膝の痛みも久しぶりに感じたので、駅ガード下で昼食を済ませ帰宅したのでした。また、このエリアにはじっくり行ってみたいと思います。(EOS 5D3)

旧東京音楽学校奏楽堂
緑の木陰に佇む木造の名建築だ

東京芸術大学正門

芸大建物の一部

今日はこれがお目当て

ここは東博敷地にある旧因州池田屋敷表門(黒門)

東博、本館

本館内部

シンプルで重厚なデザインがいい

東博は撮影可能な展示品がある
今日はこの仏像が気に入った

表慶館、現在は休館中

表慶館を横から見た

上野にて 古きを訪ね 今を知る