2013年11月17日

相模原公園の紅葉

 まだまだ本格的な紅葉がこれからの神奈川県央ですが、私の住む大和市の隣り街、相模原市の県立相模原公園に様子を見に行ってきました。相模原市は、市の木を欅(ケヤキ)に指定していて、公園や並木に多くのケヤキが見られます。
 私が子どものころの実家には太いケヤキの大木が道路際に3本植わっていて、どれだけ上の方まで登れるか近所のガキどもと競ったものでした。春の始まりは、桜が散った後、ケヤキは一斉に芽吹き、やがて萌木色の新緑が周辺を眩しく覆い尽くします。夏には大きな日除けとなって涼風をもたらし、初秋の台風シーズンには風除けになり、師走になれば葉をたくさん散らせ、その枯れ葉を熊手と竹箕で集めて焚火をして焼き芋をやります。そして、葉がすべて散ったころになると父や伯父さんが木に梯子を掛けて、張り出した枝の多くを掃います。太いものはナタで割って、薪として冬の暖房や風呂用の燃料にします。ケヤキはかつての日本人の暮らしにはかかせない「生活木」だったのです。道路を拡張せねばならないときに切り倒され、切り株には天然のシメジがたくさんできて、食べた記憶もあります。
 ケヤキの大木を見るとき、いつも子どものころの世界に戻れるのがいいですね。もう50年も前の話ですが(*^_^*)。(EOS 5D3)

立派なケヤキが空高く枝を張り、紅葉の季節を迎えている

黄色から褐色になって一斉に散っていくのだが、この明るい葉の季節がいい

近くにはカエデもあったが、先の台風の所為か、傷んでいて痛々しく思う

ヒマラヤスギか紅葉してかなり赤くなっている

まだ、いたのだね
腰かけようとした木製の椅子にたかっていた

日曜日とあって多くの家族連れが公園で遊んでいる

小さな池にカルガモがいた
背景のケヤキの紅葉が黄金色になって波紋を見せてくれた

黄金の波紋をここでも見られることがわかったのが大きな収穫だ

欅染め 池の鴨にも 秋深し