2013年12月06日

師走の横浜山手界隈

 12月になったら行きたかったもうひとつの横浜のスポットは、山手西洋館です。10月はハロウィン月でしたが、今月は、そう、「クリスマス」のシーズンですね。この時期、山手の西洋館では各国のクリスマス飾りやコンサート、ライトアップなどの催しが開かれます。今月上旬は、日が暮れるのが早くなっています。午後3時には夕方の雰囲気になり、5時では夜そのものになりますね。だんだんと気ぜわしくなる年の瀬、師走に、ちょっぴりとプチ贅沢なひとときを過ごしてきたのでした。(EOS 5D3)

 こんな気分の豊かなときに無粋なことを、また、敢えて書かざるを得ませんね。悪法である「特定秘密保護法案」が6日夜に参議院本会議でも可決され、法律として成立してしまいました。奇しくも成立日の翌12月7日は、ハワイ時間で72年前に日本軍が米軍基地のある真珠湾を奇襲攻撃して、太平洋戦争に突入した日米ともに忘れられぬ「リメンバー・パールハーバー」の日でもありますね。韓国の報道は日本を戦争のできる「普通の国」になってしまったと批判してます。確かに日本は戦後占領下の新憲法では戦争はできない「特別な国」として再出発しました。
 現行の憲法は、日本人自らが制定したわけではない。しかし、戦争は二度とすまい、という気持ちは幕末維新の戦乱の末、初めての憲法制定の動きの中で各地の有志が不戦を取り込んだ憲法草案がいくつもあったと聞きます。ある意味で現憲法、特に第9条は、日本人の長年の気持ちを具現化したものとも言えます。しかし、今、その不戦を突破し、戦争しやすい環境に突入していくための大きな一歩が踏み出されたことになり、日本国政府は多くの国民の声や心を踏みにじったのです。そして、周辺国や同盟国でも歯止めのないこの法律の制定を憂慮している人々は多くいます。現在の衆議院も参議院も違憲無効または違憲状態が示されている以上、衆議院を解散に追い込んで、この法律を破棄する運動を展開していくしかありません。

イギリス館の入り口
何ともゴージャスなクリスマスの玄関飾り

イギリス館
窓の長い丈のカーテンが赤に変わっていた

イギリス館
ちょっとクリスマスカードでも読んでいた風なアレンジの飾り付け

イギリス館
リビングの暖炉前にはクリスマスプレゼントがたくさん

イギリス館
ダイニングルームのカーテンもクリスマスの赤に統一されていた

イギリス館
シャンデリアとともにカーテンが優雅だ

イギリス館
ツリーも豪華に派手に

イギリス館
こんな部屋でスコッチでも傾けながら読書でもしたいものだ

イギリス館
キリストの冠のようにも見えるリース

234番館
フィリピンのクリスマス飾り、やはり南方的な感覚がする

234番館
窓の外はまだ紅葉がかろうじて残っていた

234番館
七夕飾りに近い?

ケヤキとイチョウに囲まれたエリスマン邸

エリスマン邸
ついこの間まで青かったイチョウも色づき落葉し始めている

エリスマン邸
ここはチェコのクリスマスがテーマ、独特のカットグラスがいい

エリスマン邸
チェコはマリオネット(操り人形)が有名なのだそうだ

エリスマン邸
彫の深い民族の特徴が人形に宿っている

エリスマン邸
坂道にはイチョウが敷き詰められていた

となりのベーリック・ホールの紅葉は枝垂れのもみじのようだ

ベーリック・ホール、ここではオランダのクリスマスを取り上げている
可愛い木靴のキーホルダーのお土産を売っていた

ベーリック・ホール
実に不思議な形の照明、これもクリスマス飾りなのか

ベーリック・ホール
クリスマスリースの一部、ピンクの玉が賑やかだ

ベーリック・ホール
不思議な絡みつくような飾り付け

ベーリック・ホール
ここの圧巻、極み付きのクリスマスツリー、ぶっ飛んでますねぇ

ベーリック・ホール
いつもの寝室も真っ赤な不思議な飾り

ベーリック・ホール
ちょっとしたレイアウトにセンスの良さを感じる

ベーリック・ホール
赤にこだわるのが執念のようだ

ベーリック・ホール
飾りを超えて完全にアートになっている

ベーリック・ホール
つくろぎのテラスにも不思議なリース(左側)があった

ベーリック・ホール
ホールの巨大ツリーの赤い玉飾り

夕方になってきたので洋館から一時離れる
途中のカフェのガラスドアには夕闇迫る

みなとの見える丘公園隣りの大佛次郎記念館がライトアップされた
南西の空に三日月も

早目の軽食を取り、撮影再開
岩崎博物館の入口にもクリスマス飾りがあった

外国人墓地入口の前にて

日が落ちるとさすがにひっそりとしている

ランドマークタワーも輝きを放っている

十番館もきれいにライトアップしている

えの木てい赤と緑のクリスマス色

えの木ていの入口はやはり女性受けしそうな感じ

エリスマン邸には輝くトナカイも

エリスマン邸
昼間とは異なっていい雰囲気を醸し出している

234番館の電飾も賑やかだ

山手資料館もワンポイントの照明を当てている

再び外人墓地に戻る
三日月と宵の明星もかなり西の空に傾いてきた

イギリス館
通常は5時で閉館だが、今夜はコンサートをやっているという

日が暮れて見るイギリス館の入口も趣がある

さて、この後の夜の横浜は恋人たちに任せることにしよう

クリスマス 遠き昔に あった夢