2014年02月17日

記録的大雪

 前回8日の大雪もすごかったのですが、14日に降った雪は予想を超えてさらなる大雪となり、特に関東地方は明治以来記録のある120年史上最大の降雪積雪となり、屋根の崩落や道路や地域の孤立など被害がまだ続いていますね。このような状況下でも通勤・通学されている方々には頭が下がります。
 私はじっと閉じこもりでしたが、今日は半年前から予約してあった眼科の検査・診察があったため、地元の市立病院まで行く必要があり、やむをえず車で恐る恐る出かけたのでした。いつもはバーが下りていてカード式の病院の駐車場は開放されていました。雪掻きが途中なため、作業中の人に案内されて、埋もれていないスペースに駐車しようとするのですが、通路は凍っていてタイヤが空回りして前進せず、さきほどの人に押してもらってようやく所定の位置に止めることができた次第。診察も混んでいてようやく昼をまたいで帰宅するころは、路面の凍結は少なくなり、車での走行はしやすくなりました。
 今日の自宅近辺の様子を少しばかりカメラに収めてみました。(EOS 5D3)

 以前からも言われていますが、この異常気象、気候変動は地球活動の大きなサイクルの中の出来事なのか、それとも、やはり、人類による過度なエネルギー消費に伴う温暖化が原因なのか、難しい問題ですね。いずれにしても、これまでの経験値が生かせないため、たかだか120年の蓄積の気象学では、長期短期いずれもおおざっぱにしか予測することしかできない。これは何も気象・気候に限ったことではなく、地震や火山活動とも密接につながっている地球そのものをもっと人間の生活にかかわり、実践的な方法で研究していく必要があるのかもしれません。
 人の体を診る医者と同じで、「咳が出る」からといって風邪や喘息とは限らないし、全然異なる箇所に原因があるかもしれない。また、過去の病気や怪我が原因している可能性もある。気象学もこの専門化細分化された医者の世界と同じで、人を診ずに目の前の病気だけしか診ていない。そんなことでは今地球に起きていること、将来起きるかもしれないことを把握することはとてもできるはずがありません。
 もしそれを人知の及ぶ範囲のことではない「神の領域」のような話にしてしまったら、すべての文明を捨てて氷河期に生き残った人間の暮らしに戻るしかありませんね。そんな極端なことは不可能なので、ある程度のものをなくてもいいと覚悟して、人の生活の根本を見直す必要があるのだと思います。原発や化石燃料などを始めとする過度なエネルギー消費は、行きつくところは人類の破滅につながるでしょうね。
 過酷な自然災害がこうもたびたび日本列島を襲うのは、東日本大震災による原発事故の教訓を早く生かせよと、地球が催促しているのかもしれません。

2月15日深夜
隣りのマンションの車は雪の中に消えた

今朝10時半ごろ まだ路面は凍結している
道路脇に寄せられた雪の山が今の日常風景だ

子どももこわごわと雪を踏む

雪道の自転車走行はあぶない、特に高齢者は

若い子だってやめた方がいい
人それぞれに事情があるのでしょうけど・・・

ちょっと一休み
雪掻きが昨日今日の日課になっている

放課後の子どもたちは元気でいい

人通りの少ない狭い道路は雪掻きは手つかずだ

暖国の たびたびの雪 もう御免