2014年11月14日

箱根長安寺の秋

 以前にも何度か訪れたことのある、箱根仙石原にある長安寺の紅葉を見ごろと知って、久しぶりに再訪してみました。ここは紅葉もさることながら五百羅漢像で知られたお寺です。五百羅漢とは、広辞苑によると「釈迦の弟子の五百人の羅漢。仏滅後、遺教結集のため、来会した弟子衆。」とある。一人ひとりの顔が違うところから、お参りして久しぶりに亡くなった人に出会えて感激したなどの評判から、江戸時代に全国に普及したようです。さて、この長安寺にもさまざまなお顔や表情、ポーズをした羅漢さんがいます。昭和60年ごろから奉納され始めた新しい羅漢さんたちなので、五百には満たないでしょうが、かなりの数があり、寺の裏山の斜面にそこかしこに点在しています。全部を撮影できる気力も時間もありませんでしたが、気に入ったものを一挙公開しておきます(笑)。(EOS 5D3)


陽気な羅漢さんがいい
葉っぱをちょっと置いてみた!(^^)!


山門手前横に手水舎があり、ここの紅葉がきれいだ


山門では屋根にかかるように枝が張っている


寺の本殿左手の山側に羅漢像の置かれる斜面が始まる


今日は昨日に引き続き晴天で日に透けたカエデの葉の紅葉が美しい


15mm魚眼で撮ってみた


斜面の中腹にお稲荷さんがある
きっと睨みを効かしたいい顔している


お稲荷さんへ上がってくるまでの石段が不ぞろいでいい


さて、ここからは五百羅漢のオンパレード
知り合いに似た羅漢さんはいるだろうか


いかにも和尚さんらしい雰囲気だ


こんな風に寝そべって、食べてばかりいたのだろう
発想が自由なのがいい


基本的には釈迦の一番弟子たちなので、まじめで優秀な坊さんが多いはずだ


経文を掲げているのだろうか
横顔から見える笑みがいい


石柱の上に鎮座している羅漢さんもいる


私に似ていると思う、もっとも好きな羅漢さん
こんな風に何があってもずっと笑っていたいものだ


何が悲しいのか、辛いのか、そんな顔しなくても・・・


閑話休題
羅漢さんとは別に地蔵の石仏も並んでいた


斜面にはこんな風に羅漢さんは点在している


石造りの五重塔もある


何でも見てやろう、聞いてやろうという強い意思を感じる


どこかで見かけたようなじいさんだ


この羅漢さんは大学時代からの友人に生き写しなのだった
ありがたい、ありがたい
あ、友人はまだ生きていますが・・・(笑)


な~に?呼んだ?
何とも可愛らしいジイさんだ


好きなものをたらふく食べて天真爛漫という感じだ


気の優しそうなおじさんだ
人は斯ありたい


厳格で頑固そうなじいさんだ


まあまあ、そこは穏やかに・・・
怒る人の心を宥める役回りの人だな


とにかく修行一筋、っていう感じ?


どこか腹黒さも秘めた好々爺だろうか


とにかく修行修行
お堅い上司というところか


ま、いいっか、この人生でも
空を見上げれば青空よ


学校の先生にこういう人が多いかな


いろいろな人の人生を垣間見させてくれる


とにかく手を合わせるのじゃ
きっと見えてくるはずじゃ


てやんでぇ、酒を飲んで何がわりい?
酔っちゃあいねぇよ、これしきで


ナマズって結構、泳ぐの早いなぁ、楽しいなぁ


バカな奴らの分まで、ワシが支えてやらねばならぬわい

紅葉狩り 羅漢と歩く 長安寺