2014年11月19日

伊勢原市日向

 伊勢原市の日向薬師近くを訪ねてみた。現在、日向薬師の本堂は「平成の大修理」として、2年後秋完成を目指して改築中のため、参道周辺のみを少し歩いた。9月には彼岸花が群生する山間の田園地帯で知られるが、今の季節に訪れる観光客はひじょうに少ない。山の中腹には紅葉を始めた木々が点在しているが、カエデはまだ赤くはなっていない。中には、紅葉する前に葉がちりぢりに丸まっているカエデもあった。きれいに紅葉するにはいろいろ条件が揃っている必要があるらしい。平野部ではまだまだこれからの紅葉シーズンの神奈川県だが、今年はどこにスポットを当てようかと思案中だ。(EOS 5D3)
 
 義母がかなり自主的に週5日のデイサービスに行こうとするようになり、妻による朝の送り出しを昨日から止め、同居している義兄に委ねることにした。相変わらず、毎夕の食事を届けているが、週に1、2度食後に着替えをしてもらい、翌朝のデイサービスに慌てなくていいようにしている。義母は着換えや風呂が大嫌いで、ほっておくと着た切り雀になってしまう。また、風呂にはデイサービス先でも一度も入っていず、ここ何年も風呂には入っていない。まだまだ課題はあるが、迎えに来るヘルパーさんの顔はよくわかるようで、顔を合わせるとスイッチが入って、その直前までは「今日は疲れているから、寒いから、外へ出ない」と言っていたのが、デイサービスへのお出かけモードにあっさりと切り替わるのが面白い。帰宅すれば何もかも忘れてしまうのだが、現場では本人は楽しそうにしているとの報告が唯一の救いだ。現場の職員の方々に本当に頭が下がる思いだ。


日向薬師参道入口のすぐ右手にある石仏
この石仏に合うといつも撮りたくなる


近くの山あいの棚田は静かだ


山肌がやや色づき、ケヤキが紅葉し始めている


薬師さまに上がる参道の階段が木々に隠れている


山茶花が農道脇に咲いていた


参道にはコムラサキシキブが西陽を浴びて鮮やかに色彩を放っていた

澄みわたる 山のふもとの 染めはじめ