2014年11月22-23日

会津急ぎ足

 元の職場の仲間と1泊2日の旅行へ久しぶりに参加した。今回は会津若松周辺の名所を訪ね歩き、うまいものを食べ、そこそこいい旅館に泊まる、という趣旨だ。行き帰りの足はJR高速バスを利用するものだったが、三連休ということもあり渋滞で難儀はしたが、仲間と再会し、気楽な旅をするのは楽しいものだ。幹事役の人には大いに世話になり負担をかけるのだが、25年ほど続いていてありがたいものだ。
 写真を撮るということではなく、完全な観光なのでデジ一眼ではなく、ポケットに収まるコンデジしか持たない。ひとりで撮影のためにだけ同じところに来るかと言ったら、それは多分しないはず。その辺を割り切って、記念写真の合間に撮る「旅写真」も力が抜けてたまに面白いのが撮れたりするから、写真ってやはり面白くていい。
 そして、今回の会津は20年以上ぶりだったが、改めて会津の人々の悲しみ、怒り、誇り、たくましさを私の思い込みもあるが、いろいろと感じられた。戊辰戦争のこと、福島第一原発事故のこと、直接それを口にすることはなくとも、お城のボランティアガイドや駅売店のおばさん、宿の仲居さん、タクシーの運転手さんなどの言葉の端々に「矜持」を感じられる旅でもあった。今度はぶらりとひとりで行ってみたいものだ。(PowerShot S100)


曲がったネギで蕎麦を食べることで知られた大内宿


大内宿から近い湯野上温泉に宿をとった
ここは駅の朝の様子、囲炉裏から立つ煙が窓から射す朝日をサーチライト状にしていた


湯野上温泉駅は唯一の茅葺屋根で有名だ
この下郷の町に合っている


戊辰戦争の舞台、鶴ヶ城
終わりかけの紅葉がいい


会津武家屋敷の池のカエデも美しかった


鯉がさっと寄ってきてくれた


白虎隊の墓所のある飯盛山の中腹に「さざえ堂」がある
二重らせん構造を持った珍しい江戸時代後期の建物だ


登りの通路と下りの通路が交わらない

会津旅 幕末平成 心寄せ