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「サクラ サク」とは、我々の学生時代にもわずかに残っていた大学受験の合格電報の定番であった。ちなみに不合格は「サクラ チル」だったが、何だか学徒出陣の名残りがなくでもない。東京、神奈川の今年の開花宣言は、ともに一昨日23日。しかし、私が「標本木」とするソメイヨシノの開花宣言はもう1、2日後であろう。
今日は天気もよく時間があったので、地元大和市内数か所の桜を見て回った。もう開花している、と言ってもいい桜の木は引地川沿いの千本桜。南側の陽の当たりやすい木が咲き始めていた。やはり、桜、特にソメイヨシノが咲き始めると血が騒ぎ始めるのは、日本人ならではのものだろう。もちろん、そこにあるのは、右も左も関係ない平和の象徴としての純粋に花を愛でる心でしかない。そんな呑気な花見をしていられる日本であり続けたい、と強く願っている昨今だ。(EOS
5D3) |
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大和市引地川に咲く千本桜の一本
パッと咲いた2輪の桜が逆光に映えて初々しい |
他の蕾たちはこんな具合で、もう間もなく開花する |
近くにはまだ残る椿が密やかに艶やかに咲く |
コサギがエサを求めて川面すれすれに飛んでいく |
勝手に「私の標本木」のソメイヨシノ
引地台公園噴水池近く |
「標本木」の中で一番に咲きそうな枝を見つけた
桜咲き 心浮き立ち 仕舞いまで |
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