2015年04月24日

鎌倉長寿寺

 ようやく鎌倉に出かけてみました。今回は鎌倉で初めて訪ねるお寺です。足利尊氏のお墓のある「長寿寺」というお寺です。建長寺の前の通り沿いで少し北鎌倉に戻ったあたりです。このお寺は、春は4月から6月、秋は10月、11月の各金土日及び祝日の10時から15時までの期間限定の公開となっています。しかも雨が降ったら公開中止。なかなか出し惜しみしている感じですが、その分、境内はきれいに維持され、清潔感にあふれ、引き締まった印象を受ける好感の持てるお寺です。
 今日の初訪問ですっかり気に入りました。建物内部も公開しており、日本建築の美しさを堪能できます。また、春のこの季節は、シャガが境内の斜面のそこかしこに群生し、春の盛りを象徴しているかのようです。アジサイが咲くころと、紅葉の秋にまた来たいところになりました。鎌倉にはまだまだ知らないお寺があって、楽しみは尽きません。(EOS 5D3)

和の建築は、増築したとしても品位と奇抜さを持ち合わせており、興味深い

長寿寺の山門である

本堂内から山門を眺める

山門と観音堂
境内は整然と手入れされ、順路以外の庭に足を踏み入れいることはできない

書院の一部
晴れた日に障子や戸が開け放れた様は清々しくていい

庭木の多くがカエデだ
紅葉する秋にはさぞかし美しいことだろう

書院の続きの間
裏庭にはボタンが咲いている

書院から観音堂を見る

裏庭に出ると、大きなボタンの花に出会う

なかなか艶やかに咲いている

山の斜面から境内を眺める

山の斜面には足利尊氏の遺髪を収めたという墓がある

長寿寺のこの季節の見ものはシャガの群生
春盛りの陽に照らされ、美しく輝く

竹林の間にも咲いている

これだけびっしり咲いていると圧倒されるようだ

ちょうどいいタイミングで来れてよかった

庭にあった瓦で造られた装飾
何かここに植えられるのだろうか

別の脇の門から出ることになっている
今日はいいところに来たものだ

ついでに近くの浄智寺も少し訪ねてみた
ここも参道の石段脇にはシャガが咲いていた

裏庭には観音菩薩の石仏は静かに佇んでいた

ここも書院前の庭が美しいが目立つ花は咲いていない

ちょっと珍しいものでも
竹林近くのやぐら横の岩壁に沿ってタケノコが生えていた
タケノコの周囲の土が少し掘られている
成長を見届けるのか、切ってしまうのか迷っているのだろう

楼門近くにもシャガが咲いていた

春盛り シャガ咲きほこり これ見たり